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そうである。


これまで

僕は人生の

スタートラインにすら

立てていなかったんだ。


松山さんも

僕の境遇を聞いて

そう思っているようだ。


向上心を持ち

真面目に過ごしていれば

少年院の職員たちは

親身に協力してくれる。


たとえば

大学に行きたければ

勉強の環境の配慮


学費のための

奨学金給付などの

相談も対応してくれるはず。


そんなふうに

松山さんは推測する。


おそらく

児童相談所は

犯行の内容から


きっと僕のことを

心身に課題を抱える少年と

判断するという。


となれば

医療少年院への

送致が妥当とのこと。


医療少年院は原則

個室となっているので

大学受験のための勉強


自己啓発のための

資格試験の勉強には

適している環境という。


後になって

僕は感心というか

驚くことになるのだが


これまでの

松山さんの推測は

ほぼ全て的中することになる。

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