表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
275/1603

15

もう二週間も

前になるんだよね!


あの時

思いきって

電車の中で高坂くんに

話しかけてよかったよ!


まるで

僕にとっては

宝くじで何億も

当たったような気がするよ!

思い出したように

松山さんが真顔で言う。


それは

僕も同じである。


犯行の当日

東北の在来線で

松山さんに声を

掛けてもらえたこと。


それが無ければ

こんなに楽しい

思い出を作れなかった。


人生において

最も楽しい思い出に

なるような気がする。


明後日には

僕は犯罪者に

該当しないものの


数年の間は

拘束されることになり

自由は奪われるだろう。


そう思うと

最後に松山さんと

同じ時間を過ごせたのは

本当にラッキーなことだった。


ねえ!

高坂くん!


歳は7つも

離れているけど

僕の友達になってくれよ!

松山さんが

これも真顔で

僕に頼んできたんだ。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ