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つまりは

それほど

松山さんは、また

僕と旅行したいんだ。


来年も、また

北海道でいい?

松山さんは

僕に確認するように聞く。


来年は北海道を

弟の写真を持って

旅行したいという。


残念ながら

今回の貧乏旅行では

北海道に行く予定なく

弟の写真を持参していない。


まさか

こんな展開になるとは

思っていなかったからと

松山さんは残念そうだ。


こんな展開とは

僕と東北で出会って

北海道を旅することだ。


僕と北海道を

旅行しながら


弟にも北海道を

見せてやりたかった!


きっと

喜んだだろうな!

松山さんは

ずっと感じていたという。


どうやら

子供の頃の夢の

弟との北海道旅行が

実現できなかったこと。


それが

松山さんには

今でも心残りらしい。


ただ

松山さんは

今回の旅行中に


たまに弟と一緒に

旅行しているような

気持ちになったという。

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