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2

人というのは

誰でも苦しい時間は

長く感じるものだし

楽しい時間は短く感じる。


明日の夜は

フェリー内で

泊まることになる。


そして

松山さんとは

明後日の夕方か

夜には別れるんだ


北海道での

最後の夜だと

思っているからなのか


松山さんは

いつもよりも

饒舌であった。


自分の身の上話も

僕に話し始めたんだ。


在来線での

最初の自己紹介でも

君に言ったと思うが


僕は京大には

弁護士を志して

入学したんだよ。


でも最近

法律の勉強が

つらくなってきて

諦めようかと迷っていたんだ。


つまりは

僕にとっては

今回の貧乏旅行は

自分探しの旅だったんだ。


法律の道を

今後も志すのか?


別の道を見つけて

これから就活するのか?

自分に問うて

答えを見つけるための

旅行だったんだよね。


松山さんは

そのようなことを

僕に打ち明けてくれた。

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