表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
252/1614

73

松山さんは

僕の隣に腰かけ

もう一つの雑誌を

じっくり読み始めた。


しばらくして


やっぱり

僕が思った通りだ!


おそらく

マスコミは

この事件の少年を

英雄に仕立てるつもりだよ!

松山さんは

確信に満ちた

口調で言った。


そのことは

僕も記事を読んで

何となく感じたことだ。


ただ

被害者3人が

大ケガしたことに


お気の毒だとか

可哀想だなで終わったら

記事の話題性は小さい。


それよりも

松山さんが言うように

これから加害者の少年


僕のことを

イジメられっ子たちの

ヒーローに仕立てる方が

ストーリーが盛り上がる。


その方が当然

全国の読者の

興味を引くことになり

雑誌の販売数が伸びる。


出版社としては

今後、発売する雑誌の

売り上げを伸ばすために

ストーリーを作るわけだ。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ