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その翌朝
僕が目覚めると
朝風呂に行ったようで
松山さんはいなかった。
今がチャンス!
と
僕はホテル内の
売店に向かった。
今日は有名な
週刊誌の2誌が
発売されるからだ。
やはり
松山さんのいない所で
僕は読みたかった。
何と売店では
書籍コーナーでは
僕の目当ての週刊誌の
2誌だけ大量に平積みだ。
ひょっとしたら
僕の事件が目玉で
最初から増販かもしれない。
僕は早速
2誌を買って
ロビーで読み始める。
よし!
と
僕は口に出そうになる。
雑誌の記事は
僕の期待通りの
内容であったからだ。
2誌とも巻頭に
かなりのページで
僕の事件を掲載している。
しかも
最初のページは
モノクロであるものの
一面が中学校の写真だ。
いくら
中学校の名前を
伏せていたとしても
これでは意味がない。




