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死んだつもりなら
何だってできるよ!
自殺を考えてる人に
よく言われる言葉だ。
まさに今の僕は
そんな心境になってきた。
僕には元々
失うものなど
何も無いんだ。
今回の犯行を
起こさなくても
お先真っ暗の人生が
待っているだけだった。
それならば
もう何も怖くないと
僕には思えてきた。
特別少年院だろうが
医療少年院だろうが
児童保護施設だろうが
今の自分の
悲惨な生活に比べて
劣るような気がしない。
何かの雑誌で
読んだことあるが
少年院の食事は
ボリューム満点という。
三食とも
豪華でないとしても
僕が腹一杯になれる
十分な量であろう。
とにかく
小学生からの
僕の夢は一つだけ。
ご飯を腹一杯
食べることだった。
その夢は今後
実現できるかもしれない。
職員からの暴力だって
そんなにキツくないはず。




