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なので
ずっと一緒にいても
気を遣うこともなく
僕は楽しさだけである。
これまでの
僕の人生において
このような人は
小沢君と野村君だけだ。
一方の松山さんも
高坂くんは
7つも年下だけど
すごく話が合うな!
よかったら
これからもずっと
友達になってくれよ!
とか
僕に言ってくれた。
松山さんは
在来線の中の
一昨日の夕方から
そういうつもりだろう。
それゆえ
今回の旅は
君に出してもらうが
次回は僕が全て出すから!
と
僕が提案した
二人での旅を
決めた時に言ったんだ。
できることなら
僕も今後もずっと
松山さんとは接点を
持ち続けていきたい。
松山さんとの
この出会いは
一期一会にしたい。
しかし
残念ながら
松山さんとは
この旅行だけで
近いうちに接点は
切れてしまうだろう。
接点を保てるのは
僕が保護されるまてだ。