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そんな僕だから

豪華で高い料理は

より美味しく

感じるんだろう。


しかし

そんなことなんて

松山さんは夢にも

思っていないはずだ。


親に100万円を

持たせてもらって

旅する裕福な少年だと

思っていることだろう。


もっと多くの

観光地を回われたが

フェリーに乗り遅れたら

大変なことになる。


それゆえ

3ヶ所だけにして

僕と松山さんは

仙台港に向かった。


フェリーの中は

超一流のホテルと

遜色ないという。


船内には

レストランがあり

夕食も朝食も安心だ。


まだ二人で旅を

始めたばかりだが

楽しくて楽しくて

自分でも驚いている。


自分の犯した

昨日の事件のことを

忘れてしまうほどだ。


その証拠に

博物館の中で

警察官の巡回に

出くわした時にも


僕は平気で

松山さんと並んで

笑いながら歩いていた。


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