1881/1883
29
ただし
医療少年院に対しては
匿名でなく名乗っている。
僕にとっては
医療少年院は
実家のようなもの。
なにしろ
4年半の間
寝食で世話になったんだ。
あの実家のような
医療少年院が無ければ
今の僕は絶対ないだろう。
医療少年院の
寄付は院内学級へと
設備の向上のためで
そのことは
元所長を通じて
ちゃんと伝えてある。
そのお礼も
元所長を通じて
僕に届いている。
向こうの職員たちは
僕の個人情報について
知ることができない。
なので
OBである元所長を
通じないといけない。
僕の寄付には
院内学級の先生方や
職員たちは感謝していると
元所長から聞いている。
これからも
寄付を続けるつもりだ。
どんなに莫大な
資産を持っていても
活かさなければ意味がない。
かつての
僕のような
恵まれない環境の人たち。




