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今の時点では
そんなふうに
2人の娘に対して
真由さんは考えている。
とはいえ
娘は4歳と2歳で
まだ先のことだろう。
真由さんも
母親になって
すっかり丸くなったな!
と
僕は感じている。
自分や僕のような
普通の人とは違った
大学への入学というのは
娘には見習って欲しくない。
娘たちには絶対に
社会不適合者には
なってもらいたくない。
そんなふうに
真由さんは母親として
娘には望んでいるようだ。
丸くなったのは
真由さんだけでなく
この僕も同じであろう。
娘ができてから
僕は何かにつけて
守りに入るようになった。
たとえば
資産運用であるが
増やそうと思わず
減らさないようにする。
真由さんは
娘には資産を
残すべきでないと
僕には言っている。
しかし
親である以上
娘たちの人生に
責任を持つべきだ。




