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仕事のために
僕と真由さんが
共に外出する時だけ
娘を託児所に預ける。
しかし
真由さんが
家政婦の類いは
今まで使ったことはない。
託児所への送り迎えも
ほぼ真由さんがやっている。
それは決して
お金の節約のためではない。
真由さんや
娘のためならば
僕が惜しみ無く
お金を出すこと。
そんなことは
真由さんも知っている。
一緒に住み始めてからの
真由さんの変わりようには
僕でさえも驚いているほどだ。
失礼ながら
真由さんのような人は
いい母親にはなれないと
僕は不安であったんだ。
幼い頃の僕のように
育児放棄しないかと
心配していたほどだ。
しかし
嬉しい誤算というか
これまで真由さんは
しっかり母親している。
へえー!
真由さんには
こんな所もあったんだ!
と
同居を始めてから
気づいたこともある。




