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しかも
僕の子供まで
産んでくれたんだ。
まさか
自分の子供を持つとは
僕は大学時代には
思ってもみなかった。
それは
大学卒業時も
そうであったし
真由さんと
事実婚を始めてからも
ずっと同じであった。
たぶん
真由さんは
母親になることを
望まないだろう。
そんなふうに
僕は思っていた。
ただ
それでもいいと
僕は考えていた。
真由さんが
一緒にいてくれたら
僕は満足であったからだ。
しかし
今から5年前に
真由さんから
妊娠を伝えられた。
真由さんは
子供を持つことに
全く迷っていなかった。
もちろん
真由さんの意思を
僕は尊重することになった。
ただ
僕と真由さんの
社会不適合者の2人。
その2人が
子供の親として
ちゃんと役目を
果たせるのだろうか?
と
やはり
一抹の不安はあったし
僕は心配してしまった。




