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その僕の話を聞いて
真由さんまでもが
スッキリしたようだ。
私も昔
イジメめられたから
その相手に仕返ししたいよ!
と
真由さんは真顔だ。
それからも
真由さんは
事件について
僕に聞いてくる。
僕が事件後
北海道を二週間
逃亡した旅について
興味あるようだ。
その同伴者の
大学生について
真由さんは聞いてきた。
同伴者については
真由さんへの話を
長くしたくなかったので
さらっと話しただけだ。
ただ
その大学生が
僕の恩人であることは
真由さんには話した。
当時は20歳の
その大学生という
大学生というのは
あの松山徹さんである。
真由さんは
大学二年の時に
松山さんを見ている。
東大の講堂に
司法試験についての
講師として招かれて
松山さんは話している。
その松山さんの講演を
僕と桃音さんと尚子さんと
真由さんは一緒に聞いた。




