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そうなれば
僕に復讐する術は
もう奴らには無い。
もう高坂君も
安心していいよ!
殺したくても
奴らには不可能だし!
と
小沢君と野村君は
今では言ってくれる。
他にも僕を殺すと
息巻いていた奴ら。
母親と再婚相手
校長と担任、進路指導の教師。
そいつらも
僕を殺すことはないと
小沢君も野村君も
確信しているようだ。
正直に言えば
このことには
僕もホッとしている。
やはり
口だけだろうと
思ってはいるものの
高坂を殺す!
とか
久登を殺す!
とか
あいつらが常日頃
言っていると噂で聞けば
僕だって、いい気はしない。
僕は実際
情けないことに
殺されそうになった
夢を見たこともあった。
しかし
僕は今後
そんな悪夢を
見ることもないはずだ。
聞けば
小沢君と野村君も
今も奴ら3人の夢を
たまに見るという。




