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以前の2人は
暴力によって
周りを屈服させてきた。
それが
逆に暴力に怯える
毎日を過ごすことになった。
さぞや
悔しくて
惨めだったはずだ。
その思いが
僕への殺意を
増したといえるだろう。
それからも
事あるごとに
2人は僕を殺すと
言い続けていたという。
鬼頭と間瀬は
結局、暴力が嫌で
養護学校も行かなくなる。
しかし
家でも家族に
邪魔者扱いというか
犬猫以下の扱いをされる。
お小遣いも貰えず
携帯を持つために
障害者の働く作業所で
働き始めることになった。
しかし
そこでも
著しい低賃金とか
障害者差別とかに遇う。
それでも我慢して
不自由な手で作業したのは
僕への復讐というか
殺すためであろう。
そんなことを
僕は真由さんに話した。
すると
ほとんど動かない体で
どうやって高坂君を殺すの?
と
真由さんに聞かれる。




