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僕の場合だと

タクシーにより

長距離を移動すれば

運転手の記憶に残るはず。


なぜなら

タクシー運転手には

長距離の客は大歓迎。


それに比べて

電車やバスだと

確かに多くの人の目に

僕は触れるだろう。


しかし

逆に記憶には残らない。


人というのは意外と

他の人には興味はない。


ごく平凡な

中学生の僕に

注目する人などいないはず。


そう考えると

松山さんの意見に

僕は従うことにした。


なぜ

僕は人目には

触れられたくないのか?


今になって

はっきりと

その理由はわかる。


少しでも長く

松山さんと旅を

続けたいからだ。


別の言い方だと

警察に保護されるのを

少しでも遅らせたいからだ。


つまりは

僕の心境は

変わってきたんだ。


1ヶ月ほど前

犯行計画を考えた時

実行後には自殺しようと

僕は決めていたんだ。

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