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おそらく
自分の娘と
同じ年齢の少年が
起こした事件であるからだ。
ただ
真由さんの
お父さんは
暴力に対して
暴力はいけない!
と
僕の行為を
非難していたそうだ。
他の手段で
親友を救うべきだったと
真由さんのお父さんは
その当時は言っていたそうだ。
そんなわけで
真由さんは僕へは
手紙を出せなかった。
ただ
その文面は
今でも覚えていた。
それを口頭で
真由さんは僕に
スラスラと話した。
当時の僕は
まだ中学二年だったし
真由さんも同学年だ。
僕に出すはずだった
真由さんの手紙の内容は
感謝と励ましの言葉だった。
僕のおかげで
イジメに負けずに
登校していること。
さらには
真由さんが
僕の将来を
応援していること。
とても中学生とは
思えないレベルの
文章力、構成力で
そんなことを
書き連ねていた
手紙だったはずだ。




