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ずばり
さっきも言ったが
東大に入るまでの
僕の生い立ちであろう。
なぜ僕に親族が
一人もいないのかも
真由さんは知りたいはずだ。
話しづらそうな
真由さんに対して
どんなことでも
遠慮なく聞いてよ!
僕のことは
真由さんには
全て知ってもらいたいから!
と
こちらから促してみた。
すると
いったい
高坂君の資産は
どれくらいあるの?
おそらく
とてつもない
資産だと思うけど・・・
どうして
そんな大金持ちが
アルバイトしてるの?
と
真由さんは
僕に聞いてきたんだ。
えっ!?
と
僕は少し戸惑う。
その質問は
僕の予想とは
違っていたからだ。
しかし
よく考えてみれば
その質問を答えるには
自分の過去を
僕は必然的に
話さないといけない。
そのことを
真由さんも
承知しているので
あえて
そのような質問を
僕にしてきたんだろう。




