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8

ただ

僕たち3人にとって

最も嫌なイジメだったのは

このプロレスごっこではない。


一人ずつ

トイレに連れ込まれての

窒息責めというものだ。


トイレには

かなり底の深い

手洗い場の水槽があった。


おそらく

30センチ以上の

深さであったはずだ。


その水槽の

底の蓋をしめてから

水を満水にまで注ぐ。


そこに

奴らに無理やり

顔を完全に沈められるんだ。


相手は3人ががりなので

顔を上げることもできない。


当然ながら

次第に酸欠で

息が苦しくなってくる。


しかし

奴らは極限まで

僕たちの頭を押さえつけた

手の力を緩めてくれない。


もう何度も

窒息死を覚悟したほどだ。


顔を水槽から

飛び出せた時には

はぁはぁと息をして

もうフラフラだった。


しかし

そんなフラフラの

様子の僕たちを見て


その陰湿な行為を

奴らは笑いながら

何度も繰り返すんだ。

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