1798/1883
85
やはり
それなりには
真由さんは2人への
ライバル心はあるようだ。
ここは一つ
社会不適合である
東大のアウトロー同士
僕たちの団結を深めたい。
そう思って
卒業式から数日後
桃音さん尚子さんが
鰻重の上を食べるなら
僕たちは特上を食べよう!
彼女たちが
タワマンに住んだら
僕たちはタワマンに
住んだ上で別荘を持とう!
と
鼓舞するように
僕は真由さんに
言ってやったんだ。
うん!
絶対に頑張ろうね!
と
真由さんは
僕を真っ直ぐに見る。
その直後だった。
真由さんが何か
思い付いたような
表情になったんだ。
あのね!
これは
ずっと前から
私が高坂君に
聞きたかったことなんだけど・・・
と
真由さんは何か
僕に聞きたいようだが
少し躊躇している。
ついに来たな!
きっと
僕の東大入学までの
生い立ちなど過去を
真由さんは知りたいんだ。




