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しかし
真由さんは
いろんな面において
普通の女性とは違う。
それに
失礼ながら
僕と同じような
社会不適合者でもある。
となれば
僕の過去を全て
聞いて知ったとしても
平然としているような気がする。
少なくても
過去を知って
僕との付き合いを
変えることはないはずだ。
なので
もし真由さんに
聞かれた時には
東大入学以前を
僕は包み隠さずに
全て話すつもりでいる。
万が一にも
それを知って
真由さんが僕を避けたら?
そんなことは
今の時点では
考えたくないが
その時は
その時であり
僕は諦めるつもりだ。
自分と一緒に
人生を歩んで欲しいとか
真由さんに強要しない。
そして
大学入学時に
考えていたように
僕は一生
結婚しないし
パートナーを持たない。
僕には元々
失うものなんて
何一つ無かった。
生きているだけで
儲けものといえる。




