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正直に言えば
そんな不安は
僕も否めない。
ただ
自分としては
卒業する時期にと
決めているんだ。
そうするのは
もし断られたら
お互い卒業までの間
気まずくなるからだ。
さらには
僕と真由さんは
桃音さんと尚子さんも
気を遣うことになるだろう。
なので
卒業の間際と
僕は以前から
もう決めている。
桃音さんや尚子さんが
心配してくれているように
それまでに真由さんに
恋人ができてしまったら?
その時は
その時で仕方ない。
運命だと思い
とても辛いが
僕は諦めることにする。
そのような
自分の決意を
僕が2人に話した。
すると
私たちが
真由の様子は
ちゃんと見ておくから!
もしも
それらしき
兆候があったら
高坂君に知らせるから!
その時は
すぐ真由に告白して!
お願い!
と
桃音さんと尚子さんは
僕に言ってくれたんだ。




