表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1716/1749

3

医療少年院の

職員や従業員は

僕からの記念品である

タンブラーを喜んでいたそうだ。


タンブラー?


そうだ!

思い出した。


僕は退所して

東大入学のために

上京する時に贈ったんだ。


本当は支援金の半分を

世話になった礼として

僕は全員に渡したかった。


しかし

そういうことは

規則で禁止と言われた。


それで

僕が退所してから

数日後に届くように

全員にタンブラーを届けた。


本来ならば

それもダメなそうだが

受け取ってくれたようだ。


みんな自宅

あるいは職場で

使ってくれているそうだ。


そのタンブラーで

何かを飲むたびに

僕のことを思い出すと

みんな言っているようだ。


僕のことは

彼ら彼女たちは

気にしているという。


なので

僕のメールでの近況は

宴会などで会うたびに

元所長が伝えているという。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ