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それでも
僕との約束を
お父さんは守って
黙っていてくれたようだ。
尚子さんは
お前は大学で
いい友達を持ったな!
さすが
うちの娘だ!
と
僕と友達になったことを
お父さんに褒められたという。
さらには
高坂君とは
今後もずっと
友達でいるように!
きっと
何かあった時には
力になってくれるよ!
と
お父さんに
勧められたそうだ。
もちろん
お父さんが言うように
尚子さんに何かあれば
自分に出来ることは
僕は何だってするし
助けるつもりである。
つまりは
一生の友達になりたいと
僕は思っている。
おそらく
尚子さんだけでなく
桃音さんも真由さんも
僕と友達でいてくれるはず。
思えば
僕の友達は
小沢君と野村君の
二人しかいないんだ。
二人を除いた
人生で初めての
友達が彼女たち3人。
しかも
3人とも才色兼備で
僕は幸せ者である。




