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尚子さんには
失礼であるが
正直に言うと
僕はムラムラしてくる。
しかし
そんなことは
尚子さんには
絶対に知られたくない。
僕は股間の上に
荷物を置くなりして
反応を見られないようにする。
まあ
そんなことは
杞憂かもしれない。
尚子さんは
まだ男を知らない。
正真正銘の
バージンである。
なので
たとえ僕の股間が
反応してしまっても
わからないだろう。
さらには
最近では少し
疑い始めているようだが
尚子さんは
まだ僕のことを
無性愛者と信じている。
なので
自分の体を見て
僕が性的興味も持つとは
思っていないはずだ。
お父さんが
高坂君のことを
絶賛していたよ!
と
尚子さんが
会話中に教えてくれた。
えっ!?
本当に?
お父さんは
どんなことを
言っていたの?
と
僕は気になり
尚子さんに早速
聞いてみることにする。




