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思えば

大学に入って

二年近く経つのに


尚子さんを含め

僕の家庭環境とかは

誰も聞いてこない。


おそらく


僕の過去を

聞かないでくれ!

という

いつもオーラを

発しているんだろう。


高校には全く通わずに

大検での東大合格というのは

尚子さんたちは知っている。


それでも


どうして

高校に行かなかったの?

僕は聞かれたことはない。


きっと

彼女たち3人も

どんなに親しくなって


そのことだけは

触れてはいけないと

僕を気遣っているんだろう。


その点は

彼女たち3人に

僕は感謝している。


もしも

聞かれたら

僕は嘘を付く

必要があるからだ。


さすがに

自分の事件のことや

医療少年院にいたことを

僕も正直に話せない。


もしも

結婚するとなれば

話すかもしれないが


いくら

親しくなっても

他人に話すことではない。

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