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君に一応
言っておくが・・・
僕が眠っている時
変なことしないでくれよ!
と
松山さんが
ベッドに入りながら
僕に頼んできた。
はい?
松山さんの
言葉の意味が
僕には不明だった。
僕は、まだ
お尻は処女なんだ!
だから
変な行為を
しないでくれよ!
と
松山さんは
僕にお尻を向けて
両手でガードしている。
そのポーズで
彼の言葉の意味が
ようやくわかった。
僕は呆れて
腹が立ってきた。
こいつ!
僕のことを
おちょくっているんか!
と
思いながら
心配ご無用!
僕には誓って
そういう趣味は
ありませんから!
と
松山さんに伝える。
すると
そうか!
よかった!
と
松山さんは
真顔で安心している。
この秀才の京大生は
よくわからん野郎だな。
いい人だと思うが
何を考えてるのか?
それでも
僕を引き付ける
不思議な魅力がある。