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僕は実際
松山さんに最初
話し掛けられた時
彼を無視して
他の座席への
移動を考えた。
しかし
今日に限って
なぜか
この人と話してみようか!
と
僕は思い直した。
大袈裟なようだが
天からのお告げのように
誰かが僕に勧めたからだ。
この男と接点を持て!
その勧めに
僕は従うことにした。
おそらく
成り行き任せでの
旅を決めていたからもある。
自分に相手から
接点を求めてきて
それに応じるのも
ごく自然なことだ。
成り行きでの
一期一会の出会いも
ありと思ったんだ。
どうやら
松山さんと
接点を持ったのは
大正解だったようだ。
僕は明日から
松山さんと北海道を
旅することになった。
この先
自分がらどれくらい
生きることになるか
僕には、わからない。
ただ
明日からの旅が
人生で最も楽しい
出来事になるかもしれない。