表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1609/1614

101

僕が自分の

時間が持てないほど

バイトに追われていると

尚子さんが話したからだ。


勉強時間を

削ってまで

僕がバイトに

明け暮れている。


そんなことで

僕が気の毒だと

お父さんは思ったんだ。


かつての

自分を重ね見て

同情もしているんだ。


それならば

その男の子に

お金を貸してやろう。


なにしろ

娘の大切な友達

いや

もしかしたら

娘の伴侶になるかもしれない。


そうなると

お父さんにとって

僕は義理の息子であり

自分の親族になるんだ。


そう思うと

お父さんが

僕の学費の援助を

考えても不思議ではない。


そんなふうに

気遣ってくれるのは

僕も素直に嬉しい。


しかし

僕は苦学生でないし

本来はバイトだって

やる必要などないんだ。


全国の人たちの

莫大な支援金は

大学入学後の二年近くで

全く減ってはいないからだ。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ