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しかし
僕の誘いを
ありがたいことに
真由さんはOKしてくれた。
もちろん
その時点では
僕は真由さんには
恋愛感情は無かった。
ただ純粋に
この女の子と
友達になりたい!
と
僕は思っていただけだ。
しいて言えば
この子と友達になれば
自分にプラスになるはず!
と
僕には打算的な
考えもあったんだ。
入学式の日に
男の子にカフェに
いきなり誘われて
真由さんは驚いたという。
しかし
僕の雰囲気から
真由さんは敏感に
この男の子は
普通の人と違って
下心は持っていないな!
と
感じ取ったという。
さらに
真由さんも
僕の雰囲気から
自分と同じような
少数派であることを
最初から感じたという。
その直後に
僕が大検経由の
東大入学者と知って
ああ
やっぱりね!
と
真由さんは
自分の直感が
正しかったことを
知ることになったんだ。