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おそらく
尚子さんが明後日から
桃音さんは春休みとかに
僕に家族の前での
彼氏役を頼んできたのも
無性愛者と信じているからだろう。
もしも
僕がノーマルな
異性愛者であり
男性として
女性への性欲が
普通にあること。
それを
彼女たちが
知っていたのならば
おそらく
自分の家族の前で
彼氏を装うことを
僕には頼まないはずだ。
なぜなら
僕が本気になり
自分に迫ってきたら
彼女たちも困るからだ。
僕が本当は
異性愛者であることを
桃音さんと尚子さんには
真由さんは話していない。
そのことには
僕は感謝しているが
真由さんは話さないのは
自分のためと言っている。
それは
どういうことなのか?
と
僕は以前
真由さんは聞いてみた。
すると
もしも
桃音と尚子に話したら
私とも離れていくから!
と
断言するように
真由さんは言ったんだ。