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41

しかし

残念ながら

ツインルームしか

空いてなかった。


予定通りに

僕は松山さんの

弟ということにして

宿帳にサインした。


意外だったのは

フロントの若い女性は

僕よりも松山さんの方を

怪しい目で見ていた。


あたかも


この人は

ちゃんと宿泊代金を

払ってくれるのだろうか?


兄弟2人で

ホテル内で

無銭飲食をして

逃げるつもりでは?

不審者を見るような

疑いの目であった。


おそらく

松山さんの体が臭いのと

無精髭に覆われた

不潔な顔が原因だろう。


その女性が

疑う様子を見て

僕はマズイと思い


こう見えて

兄は京都大学なんですよ!

松山さんに

フロントの女性に

学生証を見せることを促した。


すると

女性は幸いにして

学歴厨というか

学歴至上主義者のようだ。


まあ!

京大の学生算でしたか!

女性の表情が

とたんに変わった。


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