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それゆえ

松山さんに実名を

知られたとしても

僕には支障ないからだ。


もしも

この先に松山さんが

マスコミ報道を見て


僕の事件を

知ったとしても

同伴の高坂久登とは

結びつけれないだろう。


自分で言うのは

少し気が引けるが

僕の外見は見るからに

真面目な男子中学生だ。


いくら

賢い松山さんでも

僕の加害者少年とは

絶対に見抜けない。


僕が自分から

言わない限りは

きっと松山さんでも

想像すらできないだろう。


駅前にあった

ビジネスホテルに

僕は松山さんと

一緒に入ることになった。


僕は最初

シングルルームの

二室を希望した。


やはり

同室だと何かと

お互い気を使うからだ。


ただ

それは口実で

僕は心のどこかで


不潔な松山さんと

同じ部屋で寝たくないと

思っていたのかもしれない。


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