表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
147/1559

37

そうだ!

僕の頭の中に

ある考えが思い付いた。


彼は今

貧乏旅行中で

資金は乏しいという。


帰る日は決めてなく

お金が尽きるまで

旅行を続けるようだ。


つまりは

お金は無いものの

暇は、いくらでもある。


さらには

ありがたいことに

7歳も年下の僕に

彼は好感を抱いている。


それならば

僕の人生最後の旅に

彼に付き添ってもらう。


人生最後というのは

もう死ぬということでなく

自分の人生で楽しめる

最後の旅ということだ。


どのみち

生き続けても

僕の人生には

もう先は、ない。


お先真っ暗

惨めな人生が

待っているだけだ。


こんなにも

お金に余裕のある

旅行は二度とできない。


そんなことが

わかっているから

僕は成り行き任せとはいえ

この逃亡旅を楽しむつもりだ。


さらには

旅が少しでも

長続きすることを

僕は願っている。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ