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もちろん

僕の今日の犯行は

彼を含めて誰にも

話してはいけないことだ。


僕と話して

地頭が良さそうと

彼は言ってくれたが


小沢君や野村君も

同じようなことを

言ってくれたことがある。


ただし

僕の家庭環境を

2人とも知ってるから

遠回しな言い方だった。


勉強、頑張れば

いい高校に行けるよ!

とは

2人は言わなかった。


どちらかに確か


高坂君が本気で

勉強し始めたら

僕は負けるかも?

とか

僕は言われたんだっけ。


その時は


また!

また!


そんな御世辞を!

とか

僕は聞き流した。


しかし

僕は心のどこかで


もしも

2人と同じ環境で

勉強できたのなら?

思ったことを覚えている。


それからも

彼との楽しい会話は

全く途切れなかった。


偶然にも

この電車男で

僕も彼も終点まで

行くことになっていた。

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