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23

僕が給食の時

いつも笑顔で

食べているのを見て

二人は惹かれたという。


何度も言うが

僕には昔から

学校給食というのは

まともな唯一の食事だ。


それゆえ

腹ペコだから

よほど嬉しそうに

食べているんだろう。


しかし

その唯一の楽しみの

給食も中2になってからは


いつも

鬼頭、貴島。間瀬に

カツアゲされてたんだ。


思い出すだけで

悲しくなり腹が立つ。


しかし

その仕返しは

もう終わったんだ。


というわけで

僕は人懐っこい

自分の顔のおかげで


ありがたいことに

小沢君や野村君と

友だちになれた。


その点では

自分の顔には

素直に感謝している。


しかし

今日は違う。


話を戻すと

僕の目の前に

髭面の若い男が来た。


大柄でガタイがいい

熊のような奴である。


その男が

僕との会話を

求めているのは

明らかであった。

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