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そんな高額になると
いくら2人が裕福な
家庭の子供でも難しくなる。
なので
小沢君も野村君も
お金を用意できない。
すると
奴ら3人は
親の財布から
盗んででも
金を持ってこい!
持ってこないと
もっと痛い目に合わせるぞ!
と
小沢君と野村君に
屋上で暴行を加えた。
奴らの恐喝に
僕が気づいたのは
2人の顔に暴行の
後を見つけたからだ。
そのことを
2人に問い詰めて
奴ら3人の恐喝を
僕も知ることになった。
僕にとっては
小沢君と野村君は
大切な友達である。
友達が悩んでいるのは
黙って見ていられない。
僕は教室内で
止めるように
鬼頭、真島、間瀬の
3人に頼んだ。
もちろん
僕だって
奴らが怖かった。
なので
命令口調でなく
止めてくれないかという
感じであったはずだ。
しかし
奴ら3人は
全く聞く耳を
持ってくれなかった。