125/1564
15
僕は新幹線から
再び在来線に乗った。
もう大丈夫だな!
と
自分の計画が
成功したことを
僕は確信していた。
おそらく
すぐ僕の中学に
マスコミ各社が
殺到することだろう。
どんなに
事件の公表を
隠そうとしても
いや
遅らせようとしても
もう不可能であろう。
学校側としても
ずっと隠し通すのは
元々、無理であったし
僕の密告が無ければ
色んな対応策を講じるため
事件が明るみに出るのを
遅れらせようとしたはずだ。
しかし
これで間違いなく
僕の事件は数日中に
大々的に出るだろう。
まさに
してやったりの
気持ちである。
今後のことを
僕は考えていた。
この犯行を
決心した時には
僕は事件直後に
自殺するつもりだった。
しかし
昨日になって
成り行きに任せようと
考えが変わったんだ。