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とはいえ

遅過ぎては、いけない。


やはり

小沢君と野村君が

心配であるからだ。


僕は元来

慎重派であり

心配症でもある。


今日の2人の

憔悴しきった様子を

目の当たりにすると

胸騒ぎがしてくる。


何もしなくても

いずれ事件は

明るみに出ることは

僕には、わかっている。


しかし

その時期を

僕は早めることにしたんだ。


そうすることで

自分への捜査網が

早まったとしても


これから

小沢君と野村君が

元気に生きていって欲しい。


先のない自分より

親友2人の未来を

僕は優先することにした。


それゆえに

鬼頭、貴島、間瀬への

復讐を実行したんだ。


自ら捨て石になり

2人を救いたいと

僕は決心したんだ。


自分の分まで

小沢君と野村君には

頑張って生きて欲しい。


それが偽らざる

今の僕の本心である。


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