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2

電車に乗ると

平日の午後二時前で

かなり空いていた。


とりあえず

座席に座った。


リュックは大切に

抱え込むように持つ。


これから

この電車で

主要駅まで行き

新幹線に乗るつもりだ。


僕は一瞬

主要駅までタクシーで

行こうかと考えた。


高額になるが

お金ならある。


なるべくなら

人目には触れなくない。


しかし

予定通りに

在来線に乗った。


それは

タクシーの方が

僕の顔を運転手に

覚えられると思ったからだ。


逃亡生活の原則は

人の中に溶け込むこと。


目立ったことをせず

普通に過ごすことだという。


中学生にタクシーで

長距離の移動というのは

やはり珍しいだろうし

運転手の記憶に残る。


それよりも

在来線に乗り

他の乗客に紛れて

移動した方が安全だ。


僕のリュックサックは

登山に行く時のような

大きなサイズではない。

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