新・私のエッセイ~ 第217弾 ~ 黄泉(よみ)の国にいる、『A子ちゃん』へのメッセージ
・・・A子ちゃん、元気でやってるかい?
ぼくは、
日々の業務に追われながら、なろうサイトとインスタグラムを行ったり来たりしながら、
趣味の多言語学習や読書、ボディビルのトレーニングに励む毎日なんだ。
君が、あの悲しい鉄道事故で亡くなってから、数年。
あれから世界は、ますます混沌としてきているよ。
A子ちゃん、あらためて、ありがとう。
きっと君が、ぼくと美絵子ちゃんを、ふたたび近づけてくれたんだもんね。
おかげさまでぼくは・・・
41年越しの、彼女への謝罪をすることができたし、
小学校ではじめて美絵子ちゃんと出会ってからの、少しも変わらない「愛の心」というものも、文章で伝えることができた。
・・・美絵子ちゃんからは、何の反応も返事もないけれど、
きっとぼくの罪を許し、好意的に受け止めてくれて・・・
過去、ぼくとふたりでつむいでいた「想い出の数々」を、心によみがえらせてくれた・・・そう思うんだ。
・・・それはとても美しい、あのころの形でね。
みんな、君のおかげだよ。
残念ながら、ぼくと美絵子ちゃんは、
もうニ度と会うことはないだろう。
それは、あの洋子ちゃんも同様さ。
ぼくとは切り離された別の世界で、
ぼくを忘れずにいてくれはするものの・・・ぼくを必要としない自由な広い空間で、
きっと、元気に明るく暮らしてゆくさ。
・・・ぼくはね、A子ちゃん。
こうしてぼくを・・・こんなぼくを支え、精一杯愛してくれる君に、
今度はぼくが恩返ししていきたい。
でもね、
まだぼくには、やり残したことが山ほどある。
・・・だから、まだそっちの世界へは行けないんだよ。
ぼくは君に、ひとつの約束ごとをしたよね。
「君があの日、あの踏み切りで無念の思いで散って、そして失ってしまった青春の続きは・・・きっとぼくが取り戻してあげる!」って。
ぼくは、これからも、
この現世では、ひとりぼっちで生きてゆくのだろう。
でも、さびしくなんかないさ。
・・・君が向こうで、ずっとぼくを待っていてくれるんだもんね。
そのときぼくは・・・
はじめて、君のお顔と名前を知ることになる、ってことなんだよな♪
ぼくは・・・
この世では、
美絵子ちゃんと洋子ちゃん・・・ふたりの、それは強いチャンピオンに挑んで、
そして、雄雄しくも敗れた。
幸せな家庭を築くことは、かなわなかった。
・・・でも、今度は君がいてくれる。
A子ちゃんが、3人目の「天使」だ。
待っててくれるよね・・・?
それほど、長い時間は、待たせやしない。
美絵子ちゃんと洋子ちゃんが読んでくれてるから・・・
まだ、
「君を愛してるよ❤️」
とは、絶対に言えないんだ。
m(_ _)m
追伸:
A子ちゃん、
ぼくがそっちへ行くまで・・・
茶太郎ちゃんやチョビやミーたんの面倒みてやってね。
よろしく頼むよ❤️
m(_ _)m