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出会い

この2人の出会いは唐突で、まるで約束していたかのような出会いだった。

ある日、竜は特に目的はなくインスタのストーリーを

適当にスワイプしながら眺めていた

そしてあるストーリーに目が止まった

蓮香のストーリーだった

なんとなく蓮香には同棲している彼氏がいたことも知ってて、酒癖がわるいとか何度か相談にも乗ったことがあったくらいだ

そのストーリーは彼氏との破局を意味するようなもので竜の感情はそこまで大きくはなく、あー別れたんだくらいにしか思わなかった

ただ話したこともあって、やりとりもしたことはあったのもあり、単純にいろいろ気になり竜はそのストーリーに反応してしまった

ただ、今思うとそれが1番に気になったのではなく

単純に蓮香と話したかったんだなと今では思う


この時に連絡をとったとき、竜の印象はあまり昔と変わらなかった。またすぐ男を作ってまた同じような事になるを繰り返すんだろうなってその気持ちだった


「また飯でも行こう」

正直にいって適当な言葉だった

こう言えばだいたいその時が流れていくようなセリフを言った記憶がある

竜は女にたいして大体そうだった

それが理由で女との距離も近くならなかったし、いきなり男女との関係が急接近するようなこともなかった


ただ、この竜の一言に蓮香は意外な言葉を返してきたのだ


「会っても友達ね」

ヘラヘラしながら電話越しから蓮香のこえがきこえてきたのを今でもはっきり思い出す


これは普通にムカついたのを竜は今でも思い出す

こうゆう感じかぁと思った

普通の男ならこうゆう場面でこうゆう言葉にはそんなに反応はしないのだろうが竜は違った


会っても友達だなんて

いきなり通行止めくらったみたいな気分だった

なら突破してやろうと竜はその時思った

これは物にしてやろうとか狙ってやろうとかの

感情ではなく、そんなこと言われて普通に

友達で終わらせる自分も嫌だったし、何か蓮香に

挑戦状を叩きつけられているような気分だった

その挑戦状に真っ向から勝負しようと竜はこの時

すでに決めていた


それから間もなくして、何度かやりとりを続けて

竜は蓮香とついに対面することになった

会った時の印象は話した雰囲気などもあって

さほど違いはなく、想像通りの蓮香だった

無邪気で可愛らしさがあって、うっすらと浮かべる笑みにはまるで悪魔のような微笑みにも見えた


竜たちは特に何かするわけでもなく、数時間会話をしただけだった

ただ竜も挑戦状やらなんならと言ったものはいいが、

久々に女とゆう生き物と2人きりとゆうのもあって

ただただ緊張したのを覚えいる

この時、蓮香がどう思っていたのかは竜にもわからないが、何を思っていたのだろうと今では思う


帰り際には

「ハグしよ」

なんて言われて外見とは全くちがうような童貞みたいな反応をしてしまったことをおぼえてるし、普通に

恥ずかしかった

一応はしたが、あれは男としては絶対しちゃいけない

反応だったと今では思う

こうして竜の初日は本人も惨敗と思うくらい収穫0で

なんの手応えもなく終わったと思ったのだった














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