表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

運気と運命

作者: 田坂仁志

1000文字エッセイシリーズ


運気と運命


人は運命に翻弄されながら生きている。


僕もそうで、上手くいかない人生の中をひたすらに生きているのだ。


運気とは何なのか?


結局、全てはゼロサムゲームの名のもとに構成されているのか?


僕は人生を生きて、良いことも悪いことも分からなくなっているのだ。


良いことが起きる。


そして、その良きことによって後でしっぺ返しを食らう。


逆に悪いことが起きる。そのことによって色々なものが展開し始める。


そんな経験をこれまで何度もしてきた。


きっと僕は本当の意味で恵まれた人間だったのかもしれないし、皆、そんな感じなのかもしれない。


人はどこに行くのか?


死と云うものが運命ならば、人はどう生きればいいのか?


僕は苦しみの果てに、まだ生きているのだ。


良いことも悪いことも。


運気。


運命。


人はその言葉に翻弄されて生きている。


上手くいかないのが人生である。


思い通りにいかないのが人生である。


あちらが立てば、こちらが立たない。


そして、人は迷走してしまうのである。


迷走して、その先の未来を想像して不安になっている。


そんな不安などといったものは、ただの妄想であって、実は実態のないものでもあるのだ。


分かっているのだけど、人はその不安に耐えきれなくなってしまっているのだ。


運気の流れ。


上手くいく時は、人生上手くいく。


上手くいかない時は、何をやっても上手くいかない。


そして、運はプラスマイナスゼロだとも思っている。


良いことばかり求めても、破綻してしまうものなのかもしれない。


悪いこと、良いこと。


流れの中で、人は運命を作っていく。


僕は苦しんでいる一人の人間でもある。


苦しみの果てに生きている一人の人間でもある。


良いことも悪いことも人生では沢山あった。


随分、長い時間が経過したようだけど、まだ三十半ばで。


心と体は疲れているのに、鏡を見れば目に力のある男性が立っていて。


お前誰だよ?となるのだ。


運。運命。


人はその言葉に翻弄されて、生きている。


良いことも悪いことも、そして。


僕はもうどこに行くのか分からなくなり、迷走することもやめて。


ただ、人と云う存在は、何か理由を持って生きているのかもしれない。


天命を持って生きているのかもしれない。


人それぞれその天命は違えども、またその中で人は。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ