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人物紹介 ~ 物語完結時点 ~


物語終了時点の人物等の紹介となります。



※内容に関するネタバレをかなり含むので、ここから読む場合には十分ご注意ください!


[ ユリィシア・アルベルト ]

 本作の主人公。物語終了時点で15歳の女の子。

 大きな瞳や長い睫毛に僅かに垂れ下がった眉毛、整った鼻や丸みを帯びた唇など、極めて整った容姿を持つ美少女。

 瞳は右目が蒼く、左目は碧色の目──いわゆる金銀虹彩(ヘテロクロミア)。真っ白な白銀色の髪の毛は、神に愛された証──聖母の御髪と呼ばれる聖母神の祝福。しかしエルマーリヤにギフトを返上したことで、地毛である白髪に戻った模様。

 元は【 黄泉の王ジ・アビス 】と呼ばれた死霊術師の転生した姿。不死の王になる秘術に失敗したが、その際に近くにいたフローラの胎内にいた胎児に転生を果たす。


 そのせいで、かなり独特の価値観を持っており、

 ・治癒魔法は己の魔力を伸ばすための手段

 ・アンデッド適性で相手を評価

 ・イケメン死すべし

 ・大魔術を行使するとエクスタシィ

 などと、かなり破滅的な性格の持ち主である。


 しかしながら、やることなすことがなぜか世のため人のためとなっており、彼女を慕うものは止むことがない。

 ゆえに、〝エンデサイドの光″や〝レウニールの天使″、〝癒しの聖女″などと呼ばれている。

 なお、帝国戦争編でついにその能力がバレてしまい、『癒しの聖女』として完全に認知されてしまう。

 また、連邦で『魔法薬師シア』『アイドルのユリ』として活動したりと、様々な異名も持つ。


 下記ギフトのほかにも、精巧な人体設計図『生命の樹セフィロト』や、生まれつきゲートやダンジョンを見つけやすい性質など、チートな能力を多数保持している。

 治癒に関しても、遠距離治療や範囲治療など、かなり高位の治癒魔法を駆使する。

 ダンジョンコアを喰い、膨大な魔力を手に入れたユリィシアは『いにしえの大聖女』が使っていた固有魔法《聖域サンクチュアリ》、《聖者の救済エル・リインカルナ》をマスターし、最終的にはSSSランクアンデッド4体すべてを【不死の軍団ヘルタースケルター】へ加え、最強最高の死霊術師ネクロマンサーへと昇り詰めるが……。



【五つの保有ギフト】

 《 鑑定眼アプレイズ・アイ 》 前世から持っていた超チートなギフト。相手の詳細情報を知ることができる右眼に宿る魔眼。ただしユリィはアンデッド適合率しか見ていない……もったいな!

 《 癒しの右手アラプリエール・ヴィエージュ 》 治癒効果を持つ右手。実はエルマーリヤからの借り物。

 《 祝福の唇ギュムノパイディア 》魔法効果を向上させるギフト。エルマーリヤにチューしたくて生まれた怨念ギフト。

 《 浄化の左手 》呪いを解き、弾きかえすギフト。アンデッドを昇天させる効果も持つ。右手の派生ギフト

 《 審罰の左目 》狙った相手を呪うギフト。右目の派生ギフト。





[ フランケル=【 黄泉の王ジ・アビス 】=リヒテンバウアー ]

 享年38歳 男 長身痩躯。陰気でコミュ障。

 ユリィシアの前世で、かなり著名な死霊術師だったが、いにしえの大聖女をアンデッド化させた罪でカインとフローラに討ち取られ絶命した。

 数多くの禁呪や外法を操り、【 死霊眼 】や『生命の樹セフィロト』といった特殊技能だけでなく、ヘルタースケルターと呼ばれる死霊の軍団を所持して世界の人々から恐れられていた。

 また、裏の世界では非公開の『転移門ゲート』や『迷宮ダンジョン』を複数所有している人物として有名であった。




[ 【 紅蓮の聖剣 】ウルフェロス・ガロウ ]

 元剣闘士奴隷【 隻腕餓狼 】。ユリィシアの11個上。通称ウルフェ。

 狼獣人であるガロウ族の最後の生き残り。かつて帝国に滅ぼされ、最愛の妹サーナトリアを亡くしている。(なお、帝国戦争編で妹が守護霊になっていたことが判明。のちに輪廻転生している)

 ユリィシアに妹の姿を重ねるとともに、彼女に身も心も癒されたことで心酔している。自分の使命は、いつかなにか大望をなすユリィシアを守ることだと考え、そのことに命を燃やしている。

 …が、若干ユリィシアに疎まれ、日常的に毒を盛られていた可哀想な人。ユリィシアの逆ハー要員の一人。

 3年後の世界では、ユリィシアを探し求めて冒険者となっている。




[ 【漆黒の侍女】ネビュラちゃん ]

 年齢はおよそユリィ+10歳程度。男性? 元:【 宵闇の王 】ネビュロス。

 ユリィシアによって複数の呪いをかけられて、男の娘にさせられてしまった可哀想なヴァンパイア。

 実はフランケルと同じく【奈落】を師と仰ぐ死霊術師ネクロマンサーでもある。

 元々は王都を大混乱に陥れた上でカインとフローラを討とうとしていたが、ユリィに逆に返り討ちにされ軍門に降る。

 現在はネビュラとしてユリィのメイドを務めている。情報収集能力に長け、対人関係のコミュニケーションスキルも高い。

 帝国戦争編で真龍の血を飲み、ノーブルにクラスチェンジし、聖魔法への耐性を得た。

 3年後の世界では、帝国に渡りアナスタシアのメイド兼諜報員として活躍している。




琥珀アンバードラゴン】 アミティ

 370歳、雌

 真龍のレア種である琥珀龍のまだ子供。生まれたてのときにクリストルに救われてから親のように慕っていた。

 クリストルを助けるためにユリィシアにその身を捧げてしまい、彼女の素体となる。

 ずっとユリィシアたちと旅をしていたが、ユリィシアがいなくなったあとは、それまで交流を持っていなかった真龍たちの元へと帰る。

 ギュスターヴの祝福を受けていた彼女は真龍のお姫様となり、それなりに高待遇を受けているようである。

 ただ人の世界が恋しくて時々スイーツを食べに下野している。




[ 【 剣皇騎士 】カイン・アルベルト ]

 長身に筋肉質な体を持つイケメン。

 ユリィシアとアレクセイの父親。

 元は騎士であったが、フランケルを討ち取った功績により剣爵位を得て貴族となっている。

 元は侯爵家の庶子であり、独立して冒険者などを経た後、騎士となった。二つ名を与えられるほどの剣の達人。現時点で作中最強。

 基本的にはおっぱい星人であるが、妻のことはとても愛している。

 娘であるユリィシアには頭が上がらないが、ユリィシアからは相当疎まれている。



[ 【 神聖乙女 】フローラ・ライト ]

 ユリィシアとアレクセイの母親。

 所有ギフト《 治癒の双丘 》と巨乳を持つ美女。

 厳格な母親スミレのもとで育てられた生粋の聖母教会の聖職者であるが、その実、超ロマンティスト。

 結婚、出産を経て二つ名は返上され、貴族の妻となったが、聖母神を崇める気持ちは変わっていない。

 娘にはロマンティックな恋に落ちて欲しいと思っていて、ユリィにとってはかなり厄介な存在であるが、一方で聖母教会から守ってくれる貴重な存在となっている。



[ アレクセイ・アルベルト ]

 ユリィシアの二歳下の弟。通称アレク。

 姉に色々と実験台にされた結果、重度のシスコンになってしまった。どこで間違えたんだこれ……。

 とある事件を経て、【勇者の光】というギフトに目覚めた。まさに英雄の卵といえる存在。

 現在は帝国での戦争経験を経て【光の勇者】と呼ばれている。ちな超イケメン。

 3年後の世界では冒険者となり、ウルフェとパーティを組んでいる。お姉ちゃんいなくなったけど、大丈夫かなって思うくらい狂ってるシスコン。



[ 【 冷徹聖判 】スミレ・ライト ]

 聖母教会の7人いる枢機卿の一人で法を司る部門のトップあり、フローラの母親であり、ユリィシアの祖母に当たる人物。

 彼女の持つギフト《 罪悪の神判ギルティ・ジャッジ 》は、定めた相手の場所を神託で特定できる。

 厳格で厳しい人物で、その反動でフローラがロマンティストになってしまった節もある。

 ただ、孫には弱い。娘のフローラとも折り合いがイマイチ良くない。

 のちに枢機卿を引退し、今ではフローラの近くで悠々自適の老後を過ごしている。



[ オットー伯爵 ]

 カインの叔父。カインの父の弟にあたる。

 実家との関係を切っているカインと、彼の父親の間を繋ぐ存在として、時々顔を出している。

 息子がいるらしい。出番なかったなー、ごめんよ。




<王都動乱編の登場人物>


 [ ジュリアス・シーモア・フォン・ユーフラシア・リヒテンバウム ]

 ユリィの一つ年上。男性。


  コダータ準妃の息子でリハテンバウム王国の第二王子。

 ネビュロスによって呪われて顔が崩壊していたことから隠遁されていた存在。

  だがSSランクアンデッドのプラチナムエクトプラズマロイヤルレイス(略称:PERL(パール))の適性を持っていたことからユリィに狙われる。

 結果、ユリィによって呪いが解け、超イケメンになった。

 助けてもらった恩もあり、ユリィにベタ惚れしている可哀想な王子様。

 ユリィに念願のプロポーズを果たしたものの、あっさりと振られてしまった。

 なお、帝国戦争編ではアナスタシアに婚約破棄され(2回目の失恋?)たものの彼女の陣営に加わりその才能を開花。天才軍師としてアナスタシア軍を指揮して勝利に導き、【鷹眼王】と呼ばれるようになる。

 3年後の世界ではアナスタシアと結婚して大公として帝国に在籍している。




 [ ブルーメガルテン妃アンナメアリ ]

 王国の第三妃である側妃の女性。

 フローラとは幼少期に同じ修道院で修行を積んだ親友。

 奇妙な病気に苦しめられていたが、ユリィによって救われて回復する。

 ユリィを自分の娘のように溺愛している。


 レナ、ユナ、マナ

 …アンナメアリに仕える3人の侍女。ユリィをいぢくるのが大好き。実は学園の卒業生で超有名人。




 [ コダータ妃ジュザンナ ]

 ジュリアス王子の母親で、ユーフラシア公爵家出身の第二妃である準妃。

 息子の呪いに心を痛めていたが、ユリィによって呪いを解かれて以降、別人のように優しくなった。





<聖女学園編の登場人物>


 [ アナスタシア・クラウディス・エレーナガルデン・ヴァン・ガーランディア ]

 年齢:14歳 性別:女性

 ガーランディア帝国の第三皇女で、ユリィの同級生。

 人当たりがよく、大人気の存在であったが、その実かなり計算高く鋭敏な人物。

 ユリィに対して思うところがあった結果、嫉妬の大罪という魔王の器となるべきスキルに覚醒してしまい、危うく悪魔に身を乗っ取られるところをユリィに救われる。

 以降、完落ちしてデレた(笑)

 帝国戦争編ではダレスに反旗を翻し、旧帝国軍の旗印として勢力を集め、軍を結成して神聖帝国軍を打ち破った。

 のちに帝位につき【黒薔薇女帝】と呼ばれるようになる。




 オルタンス・ゼルスディン・バルバロッサ

 ユリィの同級生で、バルバロッサ侯爵の娘。

 最初はユリィをいじめていたが、何にも感じてないユリィに逆に翻弄された挙句、ユリィの後ろ盾の凄さを知り軍門に下った。


 ミモザ、トリス、カディ

 オルタンスの取り巻き。基本的にはいい人たち。



 カロッテリーナ

 ユリィの二個上。王国の第一王女。アナスタシアの〝お姉様″。



 エトランゼ・ローズマリー・サウサプトン

 ユリィの2個上。聖女【英霊乙女】として、かつてレウニールのダンジョンにユリィを捜索しに来たことがある。

 教会本部の指示でユリィを観察し妹にしようとしたものの、フラれる。

 その後も観察を続けたものの、ユリィに決定的な証拠を見つけることができないまま卒業してしまった。

 最終的には改心?してユリィシア信者となる。



 キャメロン・ブルーノ

 ユリィの一個上。ユリィの〝お姉様″。

 もともとおとなしくて太っていて落第寸前だったものの、ユリィにその素質を認められ、特訓の末に才能が開花。素晴らしい魔法使いとなる。

 適性アンデッド:エクストラ・ウィザード・スピリット(SS)

 のちに学園の先生になったようである。



 ピナ・クルーズ

 ユリィの一個下。音楽の才能を持つ少女。信者一号。

 顔にある大きなアザのせいで内向的になっていたが、ユリィに治癒され明るい性格に。才能も開花し、熱烈なユリィ信者となった。



 ナディア・カーディ・パンタグラム

 ユリィの一個下。絵画の才能を持つ少女。信者2号。

 絵を描く邪眼を持つも、操れずに振り回されていたところを、ユリィによって救われる。

 無事邪眼をコントロールできるようになり、ピナともども熱烈なユリィの信者となった。



  シャーロット・ルルド・アリスター 

 ユリィの一個下。アナスタシアの身辺を守るため学園に入学した。

 文武の才能を持つものの、とある事件の際にネビュラに完敗し、以後はアナスタシアの忠実な手足として活動している。



 ランスロット・トレビ・アリスター

 シャーロットの年の離れた兄。

 帝国の騎士で、アナスタシアの護衛として学園に来た。

 様々な帝国の邪法を埋め込まれていたものの、ウルフェに敗れたあと全てをユリィに治療され、以後はユリィたち一行と仲良くなる。口癖は「ごさる」




<帝国戦争編の主な登場人物>



 ラスター・ヴァン・ヴァレンタイン

 ユリィシアの一つ上の男。『英雄の光』というギフトを持ち、ユリィシアに命を救われてから感銘を受け、重度のユリィシア信者となる。

 いにしえの大聖女との遭遇を経てギフトに開花し、地方の獣人たちの村落を解放させることで大剣使いの英雄【解放剣士】としてその名を馳せる。

 のちにアナスタシアに大抜擢され騎士隊長になる。ちな凛々しい顔立ちのイケメン。




 クリストル・ヴァン・ガーランディア

 386歳、男

 帝国の建国帝であるダイヤールの実の兄。死の病を患い350年間もアミティによって琥珀の中に閉じ込められていた。

 ダレスたちが使っていた悪魔を操る術《魔王術》の創始者。

 最終的にはダレスと相討ちとなり輪廻転生していった。

 基本的にめんどくさがりや。あと渋めのイケメンおじさん。



 スウェイン・ステップハート

 バロシュ・グエン・ホワン

 ふたりとも、神聖帝国の元【強化騎士ヒュブリス】。ユリィシアに救われてからアナスタシア陣営に寝返り、のちに有力な将軍になった。




 ── 『四魔帝将』──

 神聖帝国軍の最強の四人の将軍。


【終わりの主】クロップス

 ユリィシア曰く、低レベルな死霊術師。見た目はじいさん。

 聖女を殺害してアンデッド化して【いにしえの大聖女】と偽り、生きた人間の魂を捧げることでコントロールしていた。

 だが本物の【いにしえの大聖女】の前にあえなく輪廻転生した。


【魔獣操王】ウィーガル

 神聖帝国軍の大将。魔王術の一部を賜り、下等な昆虫などを操ることができた。ラスターに討ち取られ戦死。


【死告騎士】デズモンド

 神聖帝国軍の元帥。悪魔と完全に同化した【強化騎士】だったが、ユリィシアのフル祝福を受けたウルフェに敗れ戦死。


【暗黒司祭】イーイール

 色気担当。ダレスの気に触れてあえなく散る。



【魔皇大帝】ダレス

 フルネームはダレス・ウォーレンハイト・スカイガルデン・ヴァン・ガーランディア

 アナスタシアの兄。

 元は普通の人だったが、帝位を継ぐものが受ける儀式で悪魔に感化されて、かつ超人的な能力も手に入れて、ついには人類史上3体目の【強欲の魔王】となる。

 その戦闘能力は凄まじく、地上に彼に敵う存在はいないほど。

 実は彼、物理高度無効や魔法高度無効、エナジードレインなどの恐ろしい能力を持っていたりする。まともにユリィシアさんと戦っていたら、どうなっていたことやら?

 だがその真の実力を発揮することなく、あえなくクリストルの捨て身の奥義?によって輪廻転生することになる。哀れ……。

 一応、物語の中ボス的な存在だったんですが…不甲斐ない最後を迎えてしまった報われないボスキャラ。





<冒険者編の関係者>



[ 光の翼エクス・ロット ]

 のちにSランクとなる冒険者チーム。リーダーはエーデル。なお全員が孤児院の名を姓に持つ。

 駆け出しの時に自分たちを癒してくれた『レウニールの天使』をずっと探していた。

 エピソード14でその正体をようやく知ることになる。

 最終話ののちは冒険者を続けている。チーム内でカップルが生まれたようだが、誰と誰がくっついたのか…?


 エーデル・スライバー:ユリィの四つ上。

 優れた剣の才能を持つ戦士。実はシアに心惹かれていた。


 スライ・スライバー:ユリィの四つ上。

 手先が器用な探索者レンジャー。ノリが軽い。チャラ男。魔法銃を使いこなす。


 イスメラルダ・スライバー:ユリィの四つ上。

 貴族の落胤の少女の魔法使い。気が強い。でも性格はよく面倒見がいい。


 フィーダ・スライバー:ユリィの三つ上

 エーデルの実妹。《 天使眼 》とを持つ支援系魔法の達人。とにかく優しい。プニプニ。



【ウルティマ・サーリ・トゥーレ】

 ユリィシアの5こ下。

 予言の能力を持つトゥーレ家の令嬢。

 その正体は──かつてのフランケルの師匠【奈落】の転生した姿。

 ユリィシアを重度のアイドル道に陥れる罪深い存在。

 執事のセバスティアンはアイズワンというアンデッド。

 最終章では主役を食う勢いで大活躍をした。




【エドワード】

 サンナミの領主。独身でロマンスグレーなナイスミドル紳士。その正体は、重度のアイドル『フランドゥム』オタ。

 ちなみに推しはユリ。



『フランドゥム』

 ウルティマとユリィシアがコンビを組んで作ったアイドル。

 〝癒しの乙女″ユリと、〝夢幻の乙女″ウルの二人組のユニット。

 合言葉『イエス・フランドゥム』

 サンナミの街で一月ほど活動し、熱烈なファンを多数獲得して、初ライブのあとに解散し伝説となる。





<最終章の関係者>


【宵闇の吸血王】ファラロン

終わりの四人ラスト・フォー』の一体にして、吸血鬼の始祖。

 その正体は、1000年前に存在した魔法王国の科学者。

 最愛の人物であるクオリアを救うために、マリスやギュスターヴと裏で暗躍していた。

 天才肌だがいつも詰めが甘いので大事なところでよく失敗する。今回もその隙を突かれ、最終的にはユリィシアの掌の上に…。



【北天の七星龍】ギュスターヴ

終わりの四人ラスト・フォー』の一体にして、真龍の王。

 1000年前にクオリアに殺害されてアンデッド化したものの、不完全であったので500年ほど暴走していた。

 しかし【奈落】のおかげもあり理性を取り戻し、以後はクオリアを倒すために姿を隠す。

 ファラロンと手を組んでいたものの、マリスを犠牲にするという本当の詳細は聞かされていなかった可哀想なひと。

 根っからの武人で脳筋。同じ脳筋タイプが大好きで、ウルフェのことは高く評価していた。

 最後は宿願を果たし、輪廻の輪に帰る。



 マリス・ステラ・ラニアケア

 ユリィシアと同じ歳の聖女の資格を持つ少女。

 その正体は、クオリアの遺伝子から生み出されたクオリアのコピー。見た目もそっくり。

 ファラロンに姫様と担がれ利用されていたが、本人は心の底から純粋に人々を救いたいと思っていた。すごく良い子。




 クオリア・アンブローシア

 全ての元凶!

 本人は悪気はなかったが、【根源の魔塊】を暴走させた張本人。結果として魔法王国を数十万人の住人ごと滅ぼして悪魔化させてしまう。

 依代として生き続けていたが、最後はもう魂消滅寸前となっていた。

 愛の力(笑)で最期に自我を取り戻して転生する。






<その他関係者>


【謎の三人組】

 ダンジョンを暴走させた原因を作った三人組。その正体は……?

 『姫』……祝福姫と呼ばれる存在。ちょっと天然?《祝福の右手》というギフトを持つ。

 『ファラロン』……姫に付き従うヴァンパイア・ロード。どうやらゲートを作る能力も持っているらしい。

 『ギュスターヴ』……トカゲのような姿の男。口癖は「ギャース」。実は巨大な龍?




 ・ザンデル大将:カインの上司の大将。顔が怖く声がでかい。帝国戦争編後、帝国軍の軍事顧問になる。


 ・シャプレー:ネビュロスの部下だった悪党。アレクを誘拐した。吸血されレッサーヴァンパイアなったあげくユリィのコレクションとなる。


 ・セフィール:カインの部下。読者の方からお名前いただきました( ´ ▽ ` )


 ・七人の聖導女

 …学園の七不思議からユリィの軍団に加入(*´ー`*)

 今は四体しかいないが、大聖女のダンジョンで世にも珍しい聖属性を手に入れた。実は悪魔を葬る能力を持つレアな存在である。




 ーーー【 用語 】ーーー

 ※一部、未公開の設定がありますが、読んでも支障はありません。



<聖母神>

 慈愛と癒しの神様。聖女を擁する。

 実は輪廻転生と、死霊術をも司っている。

 聖母神は実は入れ替わり制度。数百年〜数千年で入れ替わっている。現在の聖母神は1500年ほど在籍していたようだが、今回めでたく入れ替わりを果たしたらしい。 




 <聖母教会>

 癒しを司る聖母神を崇める教会。聖女を擁する。


 教皇:教会のトップ。現在の教皇はイノケンティウス15世。


 枢機卿:教皇に次ぐ権力を持つ。7人存在する。スミレもその一人。

 ・【 冷徹聖判 】スミレ・ライト

 ・【 聖智賢者 】コーディス・バウフマン

 ・【 黄金猊下 】エルマイヤー・ロンデウム・サウサプトン

 ・【 規律模範 】のエメラルダス・ソラーレ


 ─最終版の枢機卿──

【 聖智賢者 】コーディス・バウフマン。

【 黄金猊下 】エルマイヤー・ロンデウム・サウサプトン。

【 規律模範 】エメラルダス・ソラーレ。

【 盲目光道 】ランドルフ・ババイエ。

【 会計監査 】テイラー・ケルデイッシュ。

【 千祈万願 】モアザンナ・イルマー・ガルミューラ。

【 仮面聖者 】ファラロン・エルドラド。

 ──


 ※『イノケンティウス14世』……いにしえの大聖女に輪廻転生させられた先代の枢機卿


 <聖女>

 聖母教会の認定により定められる、癒しの力を持つ10代の乙女の尊称。結婚したりすると聖女ではなくなる。

 現在はおおよそ10名程度がいる。

【 英霊乙女 】エトランゼなど。



<勇者の光>

 神々によって選ばれた存在と言われる特別なギフト。

 このギフトに覚醒すると、総合能力とあらゆる戦闘に関するスキルが上がる。かなりチート。



<リヒテンバウム王国>

 ユリィシアの暮らす国。王城シュヴァンシュロス、別名白鷺城。


 エンデの森:王国の東に広がる森。さほど大きくなく、危険も少ない。

 エンデサイド:エンデの森に寄り添うように在る村。アルベルト剣爵家の領地。

 聖アントミラージ学園:女子だけが通える学園

 騎士学校:男子だけが通える学園


 <エンデサイドの住人たち>

 ダリアン…エンデサイド村長。故人。

 ジミー…ダリアンの息子で現村長、中年。

 バルド…移住者。熊獣人で力持ち。

 ラビア…移住者。兎獣人。



 バルバロッサ侯爵

 ウルフェの元の奴隷主。カインと仲が悪い。金髪ブタ野郎。娘はオルタンスでユリィの同級生。


 ユーフラシア公爵

 バルバロッサ侯爵の入っている派閥のトップ。

 コダータ妃の実家でもあり、ジュリアス王子の一件からアルベルト家を気に入って派閥に入れた。



 <聖マーテル神国>

 五大神の総本山が全て集まった国。

 各宗教の教皇の中から選出された大教皇がトップに君臨する宗教国。通称「神国」。首都は神都フィーリア。


 〝大教会エクレーシア″:神都フィーリアにある聖母教会の総本山。




<ガーランディア帝国>

 武力中心の国。ウルフェの故郷を滅ぼした。

 首都:帝都ガーランド

 港町:エーレーン


 ダレス:皇太子(第一皇子)

 アナスタシア:第3皇女

 他の兄弟姉妹はすべてダレスによって殺害される。

 ※実は妹が生きていて……という裏設定があったものの、生かしきれず消滅…ごめんなさい。



<レオニダス連邦>

 ウラニール山脈の麓にある、複数の小国が連合を組んでできた国家。通称連邦。

 なぜかダンジョンやゲートが数多く存在し、発展した国家。共和制を取っている。

 ガスターホルン:そこそこ大きな街。

 サンナミ:連邦でも最大級の都市。6つのダンジョンと二つの長距離ゲートを持ち、通商で発展している。『サファイアとルビー』ダンジョンを持つ。



【根源の魔塊】

 異空間やゲートをつくる不思議な魔力の塊。

 複数存在していて、そのうちの一つがクオリアや亡者たちとくっつき、悪魔化した。



<異空間>

 自然魔力の暴走などが原因によって発生する、空間の歪み。原理は不明。

 なお、出口がある場合にはゲートになり、出口がない場合にはダンジョンになる。


次元門ゲート

 空間の歪みにより自然発生したワープ道。どこに繋がっているかは、入って見ないとわからない。

 有名なゲートは有料で国家や企業が管理していることがほとんど。

 稀に、人に知られないゲートが発見されることも…。



 <異界迷宮ダンジョン

 空間の歪みにより自然発生した、異空間。

 モンスターと呼ばれる存在が巣食っている。

 ここでしか手に入れることができない様々な素材を、カードという形で輩出する。

 そのため、鉱山よりも貴重な資産となっており、主に国家や大企業が管理して、定期的に素材狩りを行なっている。

 また、最下層には隔離された部屋とダンジョンコアがある。このコアを操作するとダンジョンを改変できる。


 〈ダンジョンコア〉

 ダンジョンの最奥にある魔力の塊。

 この塊を食うと……?


 〈エクストラダンジョン〉

 ごくまれに存在する特殊なダンジョン。致命的なトラップなどが多く、中に入ったものはほぼ生きて出ることはできない。もちろん突破した人間はいない。


 〈 モンスター〉

 異界に居る不思議な生物。

 死ぬと消滅し、稀にカードを落とす。

 なお、モンスターはアンデッド化しない。





 ──伏線候補・裏設定──


【聖女伝説】

 聖母教会に伝わる聖母神の予言。

『光と闇が極まりしとき、祝福を受けし癒しの乙女と、魔を極めし夢幻の乙女が相見え、天界への扉を開くだろう』

 聖母教会が【聖女】を探すのは、この『祝福を受けし癒しの乙女』を探すためでもある。

 実はこれ、次期聖母神の候補を選定するためのものであった。



 【不死の軍団ヘルタースケルター

 フランケルが、〝万魔殿パンデモニウム″と呼ばれる極秘場所に格納している不死の軍団。とにかくヤバいアンデッドが沢山いて、一国を滅ぼせるレベルにあるらしい。

 <構成員>

 SSランク:ドラゴンボーンスケルトン

 Sランク:バックベアード、ヴァンパイア・レイス、ロイヤル・スペクター、七人の聖導女(改)

 Aランク:レッサーヴァンパイア(シャプレー)、スケルトン・ネクロマンサー(フランケルの骨)



万魔殿パンデモニウム

 フランケルがヘルタースケルターを隠しているダンジョン。

 その場所は不明で死霊術師ネクロマンサーたちが血眼になって探している。

 なんでも空気のない場所にあるらしいのだが……。

 実は月にありましたー!



【魔法王国】

 千年ほど前に高度に栄えていた魔法国家。

 クオリアのせいで一晩で滅んでしまった。


【悪魔】

 クオリアによって汚染された根源の魔塊。その魔塊に縛られ汚染された人間の魂が悪魔の正体。



終わりの四人ラスト・フォー

 世界に四体いるという、SSSランクのアンデッド。

 ・奈落

 ・ヴァンパイアロード

 ・いにしえの大聖女

 ・ドラゴンロードスケルトン



【 奈落 】プロフォンドゥム

 フランケルの師匠。ネビュロスの師でもある。

 最強最高最恐と恐れられる死霊術師(ネクロマンサー)。『不死の王(ノスフェラトゥ)』でもあるらしい。

 作中で四体いると明かされている最高位(SSSランク)アンデッドのうちの一体。

 ユリィ曰く、ただのボケジジイ。

 実は頭がカビたせいで転生してしまっている。

 ウラニール山脈の最奥にある【白天の神座】アズラ・アイラの麓、『冥界ダンジョン』に住んでいた。魔法王国時代からの唯一の生存者?で、魔法王国崩壊の真相を知る。

 配下はデュラハンのジェヴォーダンやスケルトンソードマスターのムサシとコジローなど。



【 いにしえの大聖女 】エルマーリヤ・ライトジューダス

 呼べば敵味方関係なくすべてを輪廻転生に送り込む最強の召喚獣 (ウソ)。


 アンデッドランク:SSS

 ギフト:判別不能

 称号: 【いにしえの大聖女】、【終わりの四人】、【その名を呼んではいけないもの】、【微笑みのエルマーリヤ】、【輪廻転生の主】、【無限の慈悲と慈愛】


 推定魔力値:3,621,092 


 その真の名を呼べば100パーセント確実に喚び寄せることができる、世界に4体しかいない最上(SSS)級アンデッドの一人。

聖者の救済エル・リインカルナ】という魂ごと強制的に輪廻の輪に飛ばして転生させる技を持ち、敵味方無関係に片っ端から輪廻転生させる超迷惑な存在。呼び出したらほぼ確実に全滅させられる。災害というレベルじゃないヤバすぎる存在。

 エルマーリヤは聖域という他の魔法は一切使えない特殊能力を持ち、おまけに聖属性なのでアンデッド魔法も一切を受け付けないという超絶チート。討伐は不可能…というか存在がほとんど神。いや神だろこれ。

 そりゃフランケルも手に負えなくて放置するわっていう存在。

 ちなみにその胸には【大聖女のダンジョン】という正体不明のエクストラダンジョンを持つ。


 実はユリィシアに《癒しの右手》のギフトを渡した張本人。

 のちに回収した挙句、ユリィシアの蓄えた魔力も奪いとって女神になってしまうというとんでもないひと。

 ただ、あまり男性に免疫がなかったようで、フランケルの一途な気持ちにかなり絆されていたようだ。



読んでいただきありがとうございました!



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― 新着の感想 ―
超拡大解釈だけど不死の王に転生→聖母神候補者に転生→聖女転生 そう考えたらそこまで真反対ではなかったのかもしれない
[良い点] 楽しく読ませていただきました!終わってしまったのが名残惜しいですがよかったです!
[一言] いやぁ~めっちゃ面白かったわぁ~♪ この作品を最初に読ませて頂いたので、期待して他作品も読ませて頂きますね♪
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