第G話「無邪気な戦力」
「「ノーズ」を増やして侵略・・いや破滅か、
そんな奴ほっとけるかよ！！」
「我々には触れることができない・・」
「そうかよ！！」
・・・・「琉舞我・躍起巖！」・・・・
「その程度・・か」
「な！」
「浸食・八尾大蛇！！」
月影さんの体から血が出てるのが分かった。でもどうしてだ？
俺らは幽霊なのに・・・生きた幽霊・・・生きてる・・・は！
「存在は・・・ある」
まずいな、急いで言わないと・・・
「月影さん！！ここは引きましょう！」
「ぐ・・・まだだ・・」
「ったく！もぉー！」
「俺が・・・倒して」
「ほざけ！！ゴミめ！！」
月影さんが危ない！！その時時間が止まったかのように流れが遅くなった。
そして月影さんの前に・・・
・・・・「波舞我・天地冤罪！」・・・・
「ん！」
「大丈夫？・・・」
「う・・」
珠割さんが月影さんを守った。
「逃げるわよ！」
俺らは急いで車に乗り込み逃げた。
「どうするのー？ねぇ！リーダー？」
「どうしよ・・・かな」
「リーダに聞かなくても分かるだろ」
「そうですわ」
「そうだよねーうふふ・・アハハハハハハハハハ！！」
・・・・「イン・ビジョン」・・・・
「・・・」
「さっきの戦闘でだいぶやられたのね・・・」
「それよりさぁ・・鏡」
珠割さんが立ち上がった・・そして鏡の胸ぐらをつかみ
「私達は死んだんじゃないの！！どうして血が出たりするのよ！お陰で
陸上が死にそうだったんだよ！！」
「それは・・」
「まぁまぁ落ち着きましょ」
「う・・・すまなかったわ」
「わかったんだけど、僕らは実態はあるらしいね」
「そうね、陸上の有様を見ればわかるわ」
突然、鏡が泣いた。歯を食いしばって泣いた・・・
「どうした？鏡・・」
「ご・・・ごめんなさい・・」
鏡は何かを隠してる、それはわかるだが、今の鏡が流した涙は
過ちを犯しそうになった・・そんな悲しみの涙。今はまだ分からなく
ていい・・・いつか鏡から・・答えを・・・
・・・「デット・ルーズ」・・・・
「あー！頭にくる！！」
「まぁ、落ち着け」
「私の可愛いノーズちゃんを・・・よくも」
「それより、あのゴリゴリおっさんは？」
そして中から呼ばれたかのように筋肉ムキムキのおっさんが出てきた。
「ゴリゴリおっさんとはひでーなぁ」
「悪い悪い！」
「まぁ、もうこの年・・・ひっく・・・だし」
おっさんはかなりの酒を飲んでいた。顔が真っ赤だった・・
「まだ飲んでるのか・・すごいな」
「まぁーな・・所で相変わらずのうちのリーダは引っ込み思案だな」
「そうゆう貴方も、先ほど来なかったじゃないですか」
「悪いなぁー・・・まぁ寝てただけだがよーわはは」
「所で、「エミとコウ」は？」
「あの二人なら先ほど・・」
「「僕らであいつら倒してくるーー！！」って言って行ってしまいましたわ」
「ほう・・わしらの邪魔なお敵さんッてか」
「そうだな・・だが、絶対に邪魔はさせん」
・・・・外・・・・
「あの、「デット・ルーズ」を倒さないと・・」
「どうするのよ、さっきの戦闘見て分かったでしょ？今のままでは戦力不足」
「戦力が足りないならどうすれば・・」
「はぁー、簡単よ鍛えればいいのよ・・鍛えれば」
「え・・・」
そして、僕の辛い修業が始まろうとした・・・
「デット・ルーズ」を倒すための戦力を補うため。そして自分が今のままでは
足を引っ張りそうだから、このまま黙っていられるはずがない・・きっとこの世界を
救って見せる・・・それが僕ら「イン・ビジョン」の目標だ・・・
「デット・ルーズ」の戦力は上だった。やはり黒幕はそう簡単に倒せない！
次回もお楽しみに！！
