第E話「記憶のかすり傷」
「・・・・」
・・・・「あの日の「桜」覚えて・・・ないか」・・・・
「ん・・・ここは」
家?あれさっきまで「イン・ビジョン」にいたような・・
俺はカーテンを開けて朝だと確認した。
「眩しい・・」
・・・・「おーい!」・・・・
ん?声がした。声がした先を見ると女性がいた。
そうだ、俺の友達の美織だ。
「どうした?」
「どうしたって、今日学校だよー!」
学校?でも俺って確か死んだんじゃ、自分の体を確認する。
でも何もわからなかった、仕方なく俺は身支度して家を出た。
「お待たせ」
「遅いよ~でさぁ?昨日ね・・・」
俺は美織と一緒に学校まで向かった。途中寄り道もしながら向かった
学校に向かう途中に美織が言った。
「ねぇ、當間は何でいつも同じ服着てんの?」
「ん?・・・そうだなぁ」
「ちょっと待って!私が答えてあげる・・えーと」
こんなたわいもない会話をしながら向かう。
それがいいのか悪いかなんて無い。あるのは思い。
ただそれだけ・・・
「えーと・・・」
「まだ答えれないのかよ」
「うーん、もうちょっとで・・」
お前と初めて会ったのがこれだからだよ、美織・・
お前と会えて自信がついたよ。だから・・・
「分かった!って!!當間!」
「え?・・あ」
後ろから何かが刺さった・・・あれおかしいな視界が狭く。
それに体も熱くなってきた、美織・・・・
・・・・「死なないで・・・當間」・・・・
「おい!起きろ!」
「あ!・・おはようござい・・」
「寝ぼけてんのか?まだ夜だぜ」
「今、情報が入ったのよ。「ノーズ」の出現情報よ」
とっさに体が起き上がった。「ノーズ」となれば寝てる場合じゃないしな。
俺はすぐに準備をして「イン・ビジョン」から出た。
「夜は綺麗だけど、俺らは汚いな」
「それどうゆう意味よ」
「そのまんまだよ、なぁ?當間」
「あはは・・」
俺はその場所に向かうため、月影さんの車で向かった。
「そう言えば當間にいつ教えんの?」
「実戦」
うお!横見たら鏡がいた。相変わらずのきずかなさ。こいつステルスに
向いてそうだな。
「実戦って?」
「まぁ見たらわかるって!」
「はぁ・・」
俺はその時に簡単に言うと後悔することが分かった。
そう、「ノーズ」との対決に。
「がぁぁぁぁぁあーーー!」
いつ見ても怖さがある化け物、「ノーズ」
こいつを倒すとか正気じゃないと思うだがやらなければ
周りに被害が。
「さぁ!こいつを倒すぞ!」
「無理無理無理!無理でーす!」
「ったく!ビビるな!!」
「無理もないでしょ、私だって怖かったんだから」
「っち!まぁ見てろよ!」
そう言うと、月影さんの足から熱く燃えだして足に何かがついた。
リュウみたいな形をした物だった・・
「こいつは、擬装武器、通称:「ガラン」と呼ぶ。
で、こいつを使って!そして月影さんの瞳が赤くなった。その瞬間周りに
魔法陣がたくさんできた。
「あわわ!」
「どいてな!」
・・・・「琉舞我・真下斬!」・・・・
物凄い勢いで飛んで行って空中で速度を上げて急降下で攻撃した。
そして「ノーズ」は地面に叩きつけられた。
「まぁこんなもんだな」
「やってみ?」
「えー!!」
俺は嫌がって逃げようとしたが、捕まえられて無理やりやらされた。
「そいつを倒すことに集中しろ!」
「何をどうすればいいのかわからないのに」
だが、いざ集中してみると、手に纏う感覚があった。よく見ると
血が纏わり付いていた。
「げ!いやぁー!!」
「あれ?何か違うものついてないかアイツ」
「珍しい物が見れそうだわ」
「あわわ!あー!」
突然光、見てみると手には、赤くでかい盾がついてた。
しかもその盾からは血が流れていた。
「あ・・・」
俺はあまりにもびっくりして気絶した・・・・
ついに戦闘が始まりました!
中々いい戦いがみれそうですねー!次回は別の作品を投稿するので!
一旦お休みです。ほかの作品も気になったら見てください!!では。