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飽きない日々を求めて ~異世界で最強になってみた~  作者: 夢幻
7章 僕は世界を知る(ノーゼン~)
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神話? いや人間の話だから人話? ……何言ってんだ?

思ったんだ。僕はもうこういうキャラでいいんじゃないか、て。どうせいつも日曜だからって「これから日曜にします!」とか言ってもいつの間にか月曜に投稿するようになるんだって。だから僕はもう諦めた。うん、諦めた、自分に。


今話は説明だらけです。うん、それしかねえ。

唐突の今話説明に笑。……んなわけないか。

「そういえば、どうして僕らの世界の神がこの世界に来たりしてるんですか?」

「暇つぶしです」

「………あの」

「暇つぶしです」

「…」

「…」

「「暇なんですね(ですよ)!」」






 ここに来て二日が経った。長く居続けるのは悪いと思ったので話を聞いてすぐに帰ろうと思ったのだが、どうも地上とつなげるには周期があるらしく一週間は無理らしい。なので、それまでお世話になることになった。

 それで今に至るわけだが、みんなとは別行動で――特にみんなとやることがない――僕は図書館に来ている。


 この神の固有スペースだが、町のようなつくりになっている。店が普通に並んでいて、地上とそこまで変わらない。他の神が来ることもあるわけだしそういうのがあるのは普通なのかな? ちなみにその店で働いているのは神の眷属――信仰していた元人間――だと言う。亡くなった人の内、信仰の強い人はこのようになるらしい。中には転生したい人もいるので、不便がないようにどっちに行くか選べるようにはなっているらしい。……便利だな。ちなみに信仰のない人は転生一択らしい。勿論記憶はなくなるけど。まあ、たまに記憶をなくしそびれる人や、耐性が強かったら効かなくてそのまま転生することもあるらしい。体制の強い人は魔法の適性が高いという。……チートですね。仲間にいますよ。世間は狭いですね。


 あと面積だが、アテンが所有しているのはだいたい岐阜県の高山市と同じくらいあるらしい。神の信仰度によって面積は変わるというので、有名どころで言うとゼウス神だったりとかは数十倍、数百倍あるという。……そんなにいるか? いや、あってもいいのかもな。住む人が増えると土地がないとどうしようもなくなるし。ちなみに、高山市は日本一面積の大きい市だよ。東京()よりも大きいんだって。びっくり!


 魔物とかは出ないためギルドとかは存在しないが、本当にいろんなものがここにはある。僕らの世界のもあったしね。ゲーセンなんてもんもあったよ。転生・転移組からすれば懐かしいと感じるものだらけだった。反対に異世界組はいろんなものに驚いていた。電子機器とかあの世界にはないもんな。


 また世界はいくつもあるようで、機械と魔法が融合した特殊な機械もあった。送り込んだ魔力量に応じて大きさの決まる球を生成する機械で、それをたたき割ることで魔力を回復させる、いわば使い捨て貯蔵庫の効果があるという。しかも、送り込んだ量の約1.3倍くらいの量を回復できるらしい。……どこから残りの0.3は来てるんだろうな。物理的におかしくないか? 空気から同じ質になるように魔素を吸収・変換しているのだろうか? とても気になったので買わせていただきました。これでまた一歩成長………ふへへ。


 そういうわけで異世界組はいろんなものを見て回っている。ここにはパソコンもあるのでロイドは十何年振りかのPCゲームを、ユウは何もすることがないから自身の特訓を、ノインは異世界組と一緒に遊びに行っている。そんで僕は情報収集のため図書館に来ている。




 ここへ来た理由は、アーレウスのところで得たとされる能力についてだ。あの話は本当なのか、どんな能力なのか、そういったことについてだ。ちなみにマインには訊いているのだが、


『すみませんがそのことに関することの答えは持ち合わせていません。現地での調査をおすすめします』


と言われた。神様関係は全くわからないそうなのでもうそこらへんはわりきるしかないのだろう。絶対なんてものは存在しないのと一緒だな。違うか。


 アテンに訊いたところ、「詳しくはわからないが事実である」と言われたので、より詳しいことを知るために来た次第でございます。では、見に行ってみましょう。




 そうして約5時間。なんとか情報を見つけることが出来た。と言ってもほんの一部分だったが…。


『一人の少年、シュウヤがいた。彼は臆病で平凡ながらも魔術の探求に人一倍努力を注いでいた者だ。』

『そんな彼はある日、不思議なものを目にした。ある地点のある一点だけがぼやけているのをみつけたのだ。』

『ぼやけて見える、なんてものの正体を知る由もない彼は好奇心に駆られ、それに触れてしまった。』

『その後、異なる地点に転移され、現実離れした光景を見たと言う。』

『羽の生えた人間、巨大な人間、光でできた槍、水を纏いし三叉槍。見たことのない様々なものをそこで見たと言う。』

『その後、そこに居た人が彼に話しかけてきたそうだが第一声は何を言っているのかわからなかったらしい。その後、言語を変えたのか、彼も理解できるマグナ語――マグナにおける共通語――を話したと。』

『そこで彼はその人にこの場所について訊いたという。その答えは――なかったそうだ。』

『その後、元の場所に戻る方法を知っていると言われ、どこから来たのか言われたという。』

『素直に  と答えた。その時のその人の顔は「あいつ、戻ったらぶっ飛ばす!」ていう顔だったそうだ。勿論ながら彼その顔の真理はわからなかった』

『  へ帰るための準備を終えて実行しようとした時にその人はこう言った。』

『「世には災い、禁忌、邪悪といった悪だと述べられているものが多々あるだろう。だが、一度その目で見てから決めてほしい。見聞がすべてではない。君にはそうあることを祈っている。ご加護が在らんことを」』

『その意味を問おうとしたが、次の瞬間にはアマルダ――現在は存在しない昔の町の名――の街の中にいたという』

『その後、彼は悪であるものの真相を探るため、得た謎の力を使いながらいろんなところへ旅をしていき、後の発表で異端扱いを受け処刑されたという。』


 ………一部分もクソもなかった。異端扱いはドンマイとしか言えないな。ただ、この世界――神の世界(?)――に来た、ということだけはわかった。後、そこで恩恵らしきものを受けその力を使っていたみたいである。たぶん、この恩恵が僕の得たアーレウスの能力と同等のものなんだと思う。神に認められて力を授かるって感じかな? いわば眷属? て感じ。どうやら僕はなってしまったらしい。いや、別になるのが嫌ってわけじゃないんだけどさ………あいつのとなると、なんか、さ。………。




「――って記されていたんだ」

「へー………で、どういう反応すればよかった?」

「…同情?」

「やりたくねえ! 男に同情とか気持ちわりぃから」


 男三人でこのことを話してみたらロイドがこんなこと言ってきた。ちょっと意味わからなかったけど。確かにあんまりされたくはないけどそれほどか?


「…使い方はわかったのか?」

「ああ。相手を従わせるイメージをしながら話せば使えるっぽい」

「………それって単なるドSお嬢様だよな」

「…SMプ」

「『それ以上は言わせねえよ!』」「!」

「……いや、ほとんど言ってるようなもんだろ」


 全くその通りですね。それに僕はそこまで他人を甚振りたいだの、そういうのはないんだけどな。というか普通にツッコまれたんだけど。言霊が発動してしまったのは無視されたんだけど。ロイドはツッコみ力が相当高くなっているようだ。そんなもんいらないけど。


 言霊の話に戻すが、使おうとは思ってなかったんだけど発動してしまった。まだ使いこなせていないのかな? たまにあるよね、力に振り回されるというか、自分で制御できなくなる能力とか。………今更だけど〈常闇の瞳〉――旧〈厨二乙w〉――も同じ感じだったけどね。最近は特にそういうのは無くなりつつある。レベルの上昇に伴い回数が減ってきているのだ。あれから一度も使用していないのが証拠である。スキルの存在を忘れていただけだって? ははは、ソンナコトハナイヨ。


「その能力は複製できたりしないのか?」

「神の能力はオンリーワンみたいで複製だとか創造だとかができなくなっているんだ」

「まあ、できたらほとんど神と同等になっちゃうよな」

「…それ以上だろ」

「バトルになったら、基本はLAラストアタックボーナスでしかもらえないっぽい」

「今回はユウになかったのは例外?」

「結局は神が引き継ぎ先を自分で選ぶからね。LAの理由は倒されたときに引き継ぎ先を決める時間がないからそうなってるだけだし」

「…チッ」

「おい」


 能力欲しかったのかよ。だからって僕が決めたんじゃなくてアーレウスが決めたんだから八つ当たりはやめてほしい。


「…次はくれ」

「能力がお前に合えばな」

「…例えば?」

「例えばってそりゃあな」

「だな」

「…?」


 お前と言えばこれだろう。他には思いつかない。


「「触手!」」

「…んなわけあるか」


 ユウは天を仰いだ。

19日までテストで、その後学校の用事でごたごたするので先に言っておきます。

たぶん、次話は確実に遅れます。





こんな宣言してほんと申し訳ございません。

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