表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
飽きない日々を求めて ~異世界で最強になってみた~  作者: 夢幻
7章 僕は世界を知る(ノーゼン~)
75/89

盗賊のいた村

先週出せずにすみません。知っている人もいるでしょうが、この世界観を利用して、ストーリーを変えて作った物語を書くことにしました。そっちに時間をかけすぎてこちらをおろそかにしてしまいました。………ゴメンね?

だって、やり始めたばっかって凄いやる気に満ち溢れるじゃん? そしてこっちの原稿PCで書いてたんだけど帰省(今日戻ってきました)先にはwi-fiがないじゃん。てな感じで出来なかったんだよ…。うん、いいわけですね。すみません。


とにかく、今週はこれともう一話出します。………サブタイからネタバレしてますが許して。

 森の中を進んでいくと開けたところが見えた。そこには家が何十とあり、それを木の塀で囲っていた。見た感じただの小さな村である。ここが、アジトである。


(思ってはいたけど、やっぱりそうには見えないよな…)


 荒らされた形跡もなく、単に人が住んでいるようにも見える。盗賊らしくもない整い様である。………なんで、牛とか豚とかを飼ってるんだ? なんで野菜が育ってるんだ? ここは農家なのか?

 それよりも、一人として外にいないことが奇妙だ。真昼間だからいてもおかしくないのに、である。


(………一か所に集中してるな)


 マップで確認すると、この村で一番大きな建物に集まっていた。たぶん、村長の家だったものだからだろう。約70くらいがそこにいた。ステータスも覗いてみたが、そこまで苦戦するようなやつはいなかった。唯一、変わったスキルを持つのがいた。



[介護]

対象に触れている間、対象相手の健康値が上昇する(上昇値:1 速度:2秒毎)



 …健康値って何だ? リジェネとは違うのか? そんなもんないけど…。


『健康値はその人の健康具合を確認できる数値です。日々の栄養的な食事や睡眠、適度な運動で数値は上昇します』

(………そんなもんがあるんだな)

『スキルによっては見えるようになるステータスも存在します。幸運値や魔力値などがあります』

(魔力値?)

『所謂MPと思ってもらって構いません。魔法を行使できる量を数値化したものです』

(…つまり、この世界の魔力は魔素云々ってあるけど――)

『一応空気上の魔素の割合とかでも行使できる量は異なってくるため一概とは言えませんが』

(………オーケー、ありがと)


 この世界はちょっと謎が多いみたいだ。


 そんなことより盗賊だ。一か所に集まっているということは、何か話し合いでもされているはずだ。…次襲う場所でも考えているのだろうか?


『念じれば何を話してるかぐらいはわかりますよ』

(………僕、そんなスキル取った覚えが――)

『私にかかればこれくらいは楽勝です!』

(………………マジ?)

『マジです』


 …僕のオリジナルはチートばっかりのようだ。今更だけどね!


(じゃあ、頼むよ)

『わかりました』


 誰かの視点に立って音が聞こえるようだ。さてさて、何が聞こえるのだろうか…。


『――でさ、そろそろ種を買いに行った方がいいと思うんだ』

『なるほど…。検討しておこう。他にもいろいろあるからな』

『…頼むぜ。前はそう言って結局忘れられてたからな。そんなのは2度もあってたまるかっての』

『そういやそういうこともあったな。あれはすまなかった。いや~、あの時は新しい魔法の点検で忙しかったのだよ!』

『………不安だ』

(………ほんとにな)


 その男には同情するほかない。てか相手の男――たぶんリーダーだろう――は随分と研究家魂が備わっているようだ。まあ、それが忘れていい理由にはなんないけどな。

 というか、

(………種?)


一体何の()なんだろうか?


『大丈夫だ。今回は予算があれば確実に買ってくるから』

『頼むぜ、そうしないと栄養値が低下するからな。みんな肉しか食いやしねえ。カボチャなりきゅうりなり少しは食べろ!』

『わかっているんだがな…………ほら、肉の方が美味いだろ』

『それとこれとは違うんだ! 直ぐに死ぬぞ!』

『わかったわかった。身の回りのことについてはお前に一任している。任せるよ』

『………へいへい』


 …どうやらこの人はさっきの[介護]持ちの人だった。ていうか、健康って(笑) 盗賊が健康って(笑) イメージ違いすぎだろ(笑) しかも奪うじゃなくて買うって(笑) …ここは本当に盗賊のアジトなのか?


『では次だ。アンダーソン君』

『はい』

(…ブフォ!)


 やべぇ! なんでこんなところで内閣会議が行われるんだ(笑) こいつら、ヤバすぎだろ(笑) …こいつら好きだわ。


『そろそろ金の貯蓄がなくなってきています。そろそろ動いた方がいいでしょう』

『そうか…。なら、アンダーソン。4、5人誰かに頼んでおいてくれないか? 確か次は……ベガルからだったな』

『ええ、あってます。………では、ベガルに言っておきます』

『うむ、頼んだ』

(………今度こそ襲うのか?)


 できたら盗賊らしいことをしてほしい。そうしないと本当に盗賊か怪しくなってくる。…ステータスには盗賊スキルなんてもんがあるけどな。


『それにしても、この頃倍率が上がったからな。もっと人数増やして貯蓄増やすか?』

『なら、他の場所で稼がせる方がいいでしょう。アルダの町では最近鉄の生産が減っているらしく、今行っている鉄器の生産はあまり見込めないでしょう』

『………それなら全員、他のところで働くべくでは?』

『まだ下がると決まったわけではないですし、トレイルでは逆に上昇していますのでなんともいえないのです。なので、危ないこと(・・・・・)はせず安全に稼ぐべきだと、いうことです』

『そういうことか…。なら、魔道具の生産ならどうだ? 近々使えそうな魔法ができそうなのだ』

『それは一体…』

『任意選択の出来る吸引だ!』

『なるほど…。それができればなくしたと思っていたものがみつかる、と』

『そうだ!』

『汚職事件とかの資料を探し出せる、と』

『そうだ!』

『逃げられた嫁を取り戻せる、と』

『そうだ!』

『『『『『おお!』』』』』

『………いや、嫁はその後が事件だろ』

(全くだ…)


 介護さん――名をモルドという――は大変だな。毎回これにツッコミをいれてるのか。誰か手伝ってやれよ…。後、その魔法もう実在してるよ。僕だけのだったんだけどな…。


『………そろそろ回線を落とします』

(………サンキュ)

『で、どうされるんですか…』

(ほんとそれな…)


 なんか、ステータスを見ても偽造でもされてるんじゃないか? てくらいに疑わしいのだが…。ほんとに盗賊か?


「…どうした?」

「いや、だってさ…」

「?」


 とりあえずみんなに今の話を伝えてみた。


「………マジ?」

「マジ」

「ほんとに盗賊なの?」

「ステータス見た感じはそうなってる」

「なんかの間違いじゃないの? 村も荒らされていないし…」

「だよな………メア、幻惑魔法の残滓は?」

「………いえ、ないようです」

「「「「「「………」」」」」」


 まさかこんなことになるなんて思ってもなかった。何かの影響で回心でもしたのだろうか? ほんとにわからん。


(………金は確実じゃなかったのか?)

『あ、あれ? そんなことはなかったはずなんですけどね…』

(……)


 もう、あれしかないのか?


「僕が一人で村に入ってみる。大きな声を出したら来るはずだ。その時の反応とかで決めよう」

「…それがいいだろな」

「お任せします…」

「主が行くなら私も――」

「アイナ、やめとけ。行かない方がいい。俺、なんか嫌な予感がしてきた」

「そうですか?」

「お前が行くとなんか厄介になりそうだ」

「………………………わかりました。でも、気を付けてくださいね。何かあったら呼んでくださいね。すぐに行きます。一応装備はしていてくださいね。襲われたら元も子もないですしね。それから――」

「もういいよ。アイナは僕のおかんじゃないんだから…」

「その発言、生で聞けるとはね」

「…もう何度目だ?」

「さあ?」


 僕にも覚えてないよ。何故かみんな、僕を甘やかそうとするんだよ。なんでなんだろ…。


「たのもーう!」


 堂々と入らせてもらった。








 って来ねえ!


『たぶん、聞かなかったことにしたのでしょう。魔法による干渉はされなかったみたいですし』


 てことは居留守か…。やましいことでもしてんのか?


「たのもーう!」


 念のためもう一度訊いておく。








「うん、やっぱり来ないね」


 てことで直進しますか。


『上です!』


 咄嗟に後ろに転がった。すぐにさっきいた場所に槍が刺さった。………一人か。何しに来たんだ?


「お前、誰だ?」


 さっきまでそこにはいなかった。また隠密かよ…。どうにかして看破できるようにしとかないとな。


「フッ、それは私のセリフだ。貴様は何しにここへ来た?」


 そう問われた。黒ローブの男に。……一応答えた。


「私はアキ。ギルドの依頼で盗賊討伐を依頼されたが、情報が異なっておりその場にいた住人に怪しいと思われるところを教えてもらいここへ来た。ここが盗賊のアジトなのか否か見に来たというわけだ」


 間違ったことを言わずに説明をした。すると考えるような仕草をしたのちに話し始めた。


「ふむ、言っていることは間違ってなさそうだ。ただ残念ながら、ここはつい一週間前までアジトだった場所だ。私が矯正させておいた。だから安心して立ち去れ」


 あ、少し前までそうだったんですね。てか矯正しちゃったって、僕どうすればいいんだろ…。いや、金が、さ。困るんだよね。


「………お前、なんか術を自分にかけてるだろ。なんか、お前の周りキラキラしてるぞ」


 とても怪しい。ただ、こんな魔法知らないためどうしたらいいかわからない。


「………これが見えますか。いやはやこれは失敬。では改めて…」


 ……何を改めるんだ?


「ようこそ挑戦者よ! 我が名はアーレウス! 疾風迅雷のごとく駆け抜ける風の守護者だ! そして、お主を試練へ送る者だ!」







 えっ? はっ? どゆこと?

こっちの文、雑すぎますね…。ほんとどうにかしないと…。

と思っても治らないのが世の定め、ですね(笑)

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ