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飽きない日々を求めて ~異世界で最強になってみた~  作者: 夢幻
7章 僕は世界を知る(ノーゼン~)
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3D解放!

これからはマインとの会話をかっこで書いて見やすくしようと思います。実際、念話みたいなイメージですし合っていると思ってます。

 交渉させてもらえると軽く安心したところを取り囲まれてしまった。素早い動きに感心したいし、恰好が黒装束についても気になる。いろいろとツッコみたいが、一つだけ―――――マップで反応しない人らって何なの? 暗殺のプロ?


『スキルのイメージ力の強さだと思われます。常時使用していれば、スキルの定着、向上はしやすいのです。その結果、最強の隠密が出来ても不思議ではないでしょう』


勉強も反復って言われるし、そういうことなんだろう。…反復かな?………まあ、いいか。


(スキルは、やっぱり常時発動しているほうが良いの?)

『まあ、本当はそうなんですが、そういうことが出来るのはごく稀です』

(ん? どうして?)

『簡単に言うと、寝ているときもスキルを使っていられますか?』

(…だいぶ厳しいな)

『何事も有言実行は修羅の道ですね』

(…何それ?)

『私が今考えましたが?』


 そんな機能ついてたんだな…。言いたいことはよくわかった。とにかく、スキルは常時発動しておく方がいいみたいだ。これからは頑張ってみよう。…そういや、


(マップは常時起動しているはずなのに、どうしてなんだ?)

『イメージの欠如が原因だと思います。まだ、完璧にはイメージできていないのでしょう』

(MMORPGのマップをイメージしてるんだけどな…)

『それには隠密効果を打ち消す力は働いていますか?』


そういや、ゲームの時の隠密系ってマップから消えるよね。そうしないと隠密系スキル・職種の意味ないしね。だからか…。つまり―――――

(俺には不可能ってことかーーーーー!!)

『いえ、今から努力すれば出来ると思いますが』


…冷静に返された。


(具体的にはどういう風に?)

『自分が隠密についてを理解するというのがあります』


よくあるやつですね。


(つまり、隠密スキルを取れっと)

『…まあ、そういうことです』


それはまた後でだな。


『あえて、隠密スキルを取らずにそれっぽいことをするっていう方法があります』

(そんなんでできるのか?)

『まあ、一応は…』

(?)


よくわからなかったが一応は(・・・)できるようだ。


(どういうことをすればそれっぽいことになるんだ?)

『…パーティーメンバーに気づかれずに後ろから驚かす、などです』


子供のいたずらかよ…。そんなんでできちまうのか? スキルは謎が多いみたいだ。


『いっそのこと魔道具を作られては? 隠密を緩和させるといった感じに』

(それだ!)

と一瞬思ったが…


(でもそれって、そんな簡単にできることでは―――)

『ないです』


ですよねー。


(他にはどんな方法があるんだ?)

『…超人(サイヤ人)になる?』

(真面目なのを頼む)


…こいつ、こんなんだったっけ?


『マップを3Dにするという方法があります。これが一番確実でしょう』

(3D、というと距離感とか?)

『そんな感じです。パソコンとかでの3Dモデルのような感じです』


ゲームを作るときとかで見るやつだね。作ったことがないからにわか知識だけど…。


(色とかを抜くんだよね?)

『そうです』

(どれに何か、誰かはわかるの?)

『そこからはオリジナル機能です。例えば、味方を青、敵を赤線で構築するとか』


なるほど…。………よし、こんな感じか。


『なるほど…。そうすれば余計な情報は減りそうですね』


 マインの意見を採用し、青と赤、赤の他人を緑にし、知っている人にはふきだしで名前が出るようにした。一度名前を聞かないとこの吹き出しは出ない。ただ、鑑定などで調べたり名前を聞いた後だと表示するようになる。ちなみに情報は名前しか出ないが、心拍数だけは表示できるようにした。焦ってたり、嘘をついてたりを見破るためだ。前者は単に仲間の心配だ。攻撃に毒とかが含まれてたらこれを使えばわかるということだ。後者は、言わなくてもわかるだろう。


こんな感じで出来たが、これだと視界と被らないか? とりあえず修正をしてマップを起動した。





「ウガアアアアアアアアアアアアアア!!!」


あ、頭がいたい! ちょっと待て! なんで⁉︎


と、とりあえず解除!!


「おい、大丈夫か⁉︎」

「ハー、ハー、………大丈夫、心配かけたな」


痛みが落ち着いた。死ぬかと思った…。

仲間には心配された。…そして周りの人には


「「「「「…」」」」」


 ドン引きされた。いきなり叫んで膝をついたら誰でもびっくりするよね。「こ、こいつ、頭がイカレてやがるのか?」って僕は最初に思うだろう。それより―――


(人の処理速度の限界を超えたのか…)

『…当たり前だと思いますが』


スキルに呆れられた…。


(どうすればいいんだ…)

『目をつぶった状態で使えばいいのでは?』

(それって、難しくないか?)

『案外簡単かもしれません。目をつぶってても体は動かせるわけですし』

(つまり、練習か…)


なら、仕方ないか…。今から変えて―――


『なんなら、私が手伝いましょうか?』




ん?


(どういうこと?)

『私が情報処理を手伝って、処理限界を超えないようにしようってことです』


そんなことが出来たのか…。


(…なんで、最初にそれを言わなかったのか?)

『………自分の力でどうにかしたそうだったので』

(まあ、確かにできれば自分でどうにかしたかったのは事実だが…)

『ですが、これ以上は見てられませんしね。私がしてあげましょう!』

(…嬉しそうですね)

『そ、そんなことはないですよ』


何故だろう。スキルが本当の人みたいな反応をしている。そして、焦ってる。ここは…


(…やっぱ自分でどうにかするわ。サンキュな)

『……………………えっ』


断ってみたが、反応遅っ!


『そ、そんなぁ………』


………中に誰かいるんじゃないだろうな? こんなことしてる自分に言う資格はない気がするが。


『ど、どうしてもですか?』


…なんか、やべぇ! 目の前でいたら「チラッチラッ」って見てくるところだな。もしくは上目遣いのやつ。いつ、フラグ立てたっけ? まあ、いいか。


(冗談だよ。お願いするよ)


 本当は嬉しい話だったしな。そうすれば、目を開けながらマップが見れるんだろ? デメリットがないじゃん。断るわけないじゃん。


『………人で遊ぶのはどうかと思います。ひどいです』


いや、あんた人じゃないじゃん。スキルじゃん。………もしかして本当に?


『では、失礼しますね』


そう言って何かをした。その後だが―――脳に違和感を感じた。なんというか、軽くなった?


『脳の処理が軽くなったでしょう。これで目を開けた状態で使えるようになってるでしょう』


………ほんとだ。できる!


(サンキュ、マジで!)

『いえ、これが私の役目ですしね』


…役目? なんか、マインがよくわからない存在になってしまった。………まあ、これからわかるようになることだと信じよう。今は、


「………お主、大丈夫か?」


目の前のことに集中しよう。

この話は6秒くらいの出来事というイメージです。

なので、今起こったことを他人が見たらただ突っ立っていたアキがいきなり膝をついて叫んでいるようにしか見えないという感じです。…はたから見たらほんとに変人ですね。


マインについては今後回収できたらいいなと思ってます。

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